【本当に大丈夫?】面倒だからといって年賀状を出さない問題
携帯電話の普及によって、昔のように年賀はがきを書かずに新年の挨拶を年賀メールやSNSで済ませてしまう人が増えているそうです。
しかし、本来、年賀状は、お世話になった人への新年の挨拶と感謝の言葉を伝える大切な役割を果たすものです。
そんな大切な年賀状を、出さなくなってしまったり、メールやSNSで軽く済ませてしまっても大丈夫でしょうか?
同じ新年の挨拶でも、挨拶状として紙の年賀状を受け取るのと、メール等で受け取るのとでは印象が異なると思いませんか?
興味深い話として、年賀状を出す・出さないによって年収や出世の格差に影響が出る!という調査結果まで出ているのです。
では、一体どちらがよいのでしょうか?
そうです!もちろん、年賀状を出す人の方が年収が高かったり出世しているという結果が出ているのです。
年賀状には、交友関係を維持するための役割だけでなく、ビジネス面でのプラスの効果も含まれているため、現在に至るまで日本人に伝統として受け継がれてきているのでしょう。
この記事では、現代でも通用する年賀状の効果・メリットについて徹底的にリサーチしていますので、ぜひともこれを機会に年賀状を出すという事の意味を考えるきっかけにしてもらえれば幸いです。
ネット時代に年賀状…増えてる?減ってる?若者の年賀状離れは本当なのか?
ステーショナリーでおなじみのパイロットコーポレーションが2019年に行った年賀状に関する調査(※)では、「年賀状を出す」と答えた人は、4年連続で減少しています。同社では毎年、年賀状に関する調査を実施しています。※首都圏の企業・団体等に勤務する 20 代~60 代のビジネスパーソン430人を対象に実施。
年賀状を出す予定の人の年度別割合
- 2016 年…84.4%
- 2017 年…77.0%
- 2018 年…73.1%
- 2019 年…68.3%
この推移の結果を見れば、年賀状を出す人の割合が少しずつ減ってきているのは明らかです。
さらに、10代・20代の若者の場合は、「基本的にメールやSNSで済ませる」という人たちが多いようで、日本郵便も、若者の年賀状離れの現状に対して、若い世代に積極的にアピールできるようにイメージキャラクターのCMなどに力を入れています。
ところが、世間では注目を集めていても、若い世代にはテレビを見ないという人も増えているのが現状です。若者の年賀状離れを食い止めるのはかなり難しいのかもしれません。
年賀状を出さないという人の意見で圧倒的に多いのは、「面倒」「お金がない」「出す習慣がない」というものです。
また、送り先の住所を知らないという意見もあります。メールアドレスや電話番号は知っていても、住所は知らないというのがいかにもネット社会を表している気がします。
家庭用パソコンや年賀状作成ソフトが普及し、昔と比べると圧倒的に年賀状の作成は手軽に簡単になりました。
それでもなお、若者の中ではスマホやSNSで新年の挨拶を済ませる方が圧倒的で、いわゆるコストパフォーマンスを重視する傾向にあるようですね。
では、逆に「年賀状を積極的に出す」という人に目を向けてみましょう。
寄せられた意見の中には、「お世話になった人や目上の人への礼儀」「日本の文化を大切にしたい」という声が多くありました。
さて、ここがポイントです!あなたはこうした意見に対して、「偉いなあ」「若いのにしっかりしているなあ」という印象を抱かなかったでしょうか?
そこに、現代でも通用する年賀状を出す事の大きな意義やメリットの本質が隠されていると考える事が出来ると思うのです。
年賀状を出す人と出さない人で年収・出世に格差が出るって本当?
2014年に、20 代から 50 代までの会社員・男女500人を対象にトレンド総研が行った調査によると、驚くべき事に年賀状を送っている人の方が、送っていない人の平均年収より140万円も多いという結果に。
その中で、年賀状を送っている人の約65%の会社員が、「自分は昇進・昇格のスピードが早い」と感じているのだと答えました。
「ただ年賀状を送るだけで?」という疑問の声が聞こえてきそうですが、この調査データだけを考えれば、年賀状を送る人と送らない人では、明らかに年収・出世に格差が出ていると推測する事が出来ます。
「人の行く 裏に道あり 花の山」
この言葉は、有名な茶人・千利休の名言であり、株運用の格言としても知られています。
「花を楽しみたいのなら人の通らない裏の道を通るべき」という意味なのですが、人と同じ事をしていても大きな成功はない!とも言い換える事が出来るでしょう。
ひと昔前までは、年賀状を送る習慣が当たり前でした。しかし、ネット社会になって多くの若者が年賀状の文化を利用していない現代では、礼儀として年賀状を送る事が裏の道に変わってしまっていると言えます。
不景気だ!平均賃金が上がらない!という声が聞こえる昨今ですが、年賀状をビジネスツールとして活用する事こそが、出世につながる花の道の一つなのかもしれません。
年賀状で新年の挨拶をする事で得られる多くのメリットとは?
人との繋がりを大切にする”デキる大人”をアピール!
年賀状を毎年マメに送っている人というのは、人とのコミュニケーションを軽視しない人間であると印象付ける事が出来ます。
また、こうした人はメールや電話などのやり取りも得意だという傾向がみられます。
営業・セールスマンはもちろんですが、関わりのある会社や同僚・上司とのやり取りが得意でない人に、大きな仕事を任せようとする上司が果たしてどれほどいるでしょうか。
確かに、電子メールの普及により実際に会わなくても打ち込んだ文章だけでコミュニケーションが取れる時代に変わりました。
しかし、だからこそ年賀状というツールが生きる絶好の機会になりうるのです。
周りが誰もやっていない事だからチャンスです。一年に一度だけ、しっかりと心のこもった年賀状を送るだけで、「若いのに偉い・しっかりしている!」というアピールになります。
さらに、手書きで上司に感謝の言葉を添え書きしてみましょう。あなたの温かいメッセージは、相手にとても大きな印象を残してくれるでしょう。
年賀状を出す事で伝えられるあなたの”社会人スキル”とは?
年末の忙しい時期に、手書きでコメントを添えて元旦に到着するように年賀状を出すのは、決して難しくはないですが、ある程度の計画性を持った行動力が必要になります。
- 細かい事に気配りが出来る
- スケジュールを調整して仕事を遅らせずにこなす
- 複数の仕事を同時にこなす
これらは、どんな企業や上司も共通して求めている能力です。自己管理能力・スケジューリング能力がしっかりしている人は、普段の仕事の成果にも必ず表れているはずです。
年賀状を送るという行為の裏側には、あなたの社会人スキルの高さが隠されているのです。たった一枚の年賀状と侮らず、評価と信頼を得るツールとしてぜひとも活用してみて下さい。
年賀ハガキ代・たった63円がもたらしてくれる良いイメージ!
「年賀状を受け取ったらどう思うか?」という、あるアンケート結果によれば、約7割の人が「良いイメージを持った」と回答しています。
例えば、こんな風に考えてみてください。
あなたの会社に中途採用された新入社員が入ってきて2ヶ月。決して器用ではなく、仕事ぶりはあまり良くないというマイナスの印象を持っていたとします。
こんな新人社員からあなた宛に年賀状が届いたらどう思うでしょうか?
さらに手書きで「今年こそ仕事を早く覚えて皆様のお役に立てるように精一杯頑張ります!」というメッセージが添えられていたら?
「仕事が出来ない新人」から、「不器用なりに頑張っている・社会人のマナーはしっかりしている新人」という良いイメージに変わるのではないでしょうか。
そもそも、年賀状をもらって悪い気がする…という人はまずいないと思います。
一年に一度、少しの手間で仕事や人間関係を円滑にする効果が期待出来る年賀状。社会人としてこれを使わないのはもったいないですよ。
まとめ:結論としては、年賀状は絶対に出すべき!
ここまで、年賀状を出す事による多くのメリットをお伝えしてまいりましたが、逆にデメリットって何かあるでしょうか?せいぜい「手間」「コスト」という問題ぐらいでしょう。
しかし、長期的な目線で考えた時、出世のスピードが早くなり、年収が140万円も変わる可能性があるという部分は決して無視出来ない事だと思うのです。
今まで年賀状を出す事に意味を見い出せなかった人も、ネット社会だからこそ年賀状が活かせる大チャンスだと捉えれば、「今年から送ってみてもいいかな」と思えるのではないでしょうか。
最後に、年賀状を書く手間を限りなく抑える秘訣をご紹介したいと思います。
楽しみながら書く事が大事!
「面倒だ」「義務だから仕方なく」という気持ちで年賀状を書いても、きっとしんどい思いをするだけだと思います。
そんな時は、「どんな年賀状を送ったら相手が喜ぶだろう?」という事を意識して、出来るだけ楽しんで年賀状を書ければ良いですね。やはり心がこもった年賀状というのは相手にも伝わりやすいと思います。
送った相手から「素敵な年賀状をありがとう!」という言葉をもらえると、とても嬉しい気持ちになるものです。
手間を抑えるには年賀状サービスを活用する方法も!
「おたより本舗」という年賀状印刷のサービスを活用すれば、例え何百枚という年賀状の量になったとしても、年賀状のデザインや宛名の印刷を簡単に済ませる事が出来ます。
PCやプリンターを持っていないから手書きするのが面倒…という方にオススメしたいサービスです。
ただ印刷しただけの年賀状を送ってしまうと、「手抜きしたな」と相手に思われてしまう可能性があります。
「おたより本舗」でデザインした年賀状は、自宅にまとめて届けてもらう事が出来ますので、ぜひとも一枚ずつ手書きでメッセージを添えて頂ければと思います。
添え書きの一言があるのと無いのとでは大きく違います。少しの手間で、心のこもった温かい年賀状に様変わりします。
「お酒の飲み過ぎは控えてくださいね」なんて自分の身体を気遣ってくれる言葉があったら、凄く嬉しいですよね!
たった一枚の手紙で心が動かされてしまう年賀状って、やっぱり素敵な文化だと思うのです。
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