新型コロナウイルス感染症が猛威をふるった2020年、私たち「おたより本舗」ではコロナ禍における年賀状の新しいスタイルをご提案しています。
今回の記事では「ウィズ コロナ時代」に合わせた取り組みの一つとして、相手への思いやりをこめた年賀状のデザインや文例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コロナ禍の中で迎える新年、年賀状はどう変わる?
いろんなことが例年と違う2021年のお正月。
感染防止のための外出自粛やマスク着用、ソーシャルディスタンスの徹底、リモートワーク・リモート授業など、日常生活の過ごし方が大きく変化しました。
「毎年実家へ帰省していたけど、次のお正月は帰らないことにする」という人もきっと多いはず。
感染防止対策を優先しながら迎える新年は、ご挨拶の仕方も今までとは違うものになりそうです。
同時に、コロナ禍が「相手への思いやり」「人とのつながり」の大切さに目を向けるきっかけとなった人もいるのではないでしょうか。
年頭のご挨拶である年賀状は「毎年送ることにしているから」とルーティン作業になってしまいがち。
でも2021年に届ける年賀状は、こんな状況だからこそ毎日がんばっている相手の心に響くものにしたいですね。
「おめでとう」よりも「お元気ですか」が2021年のトレンドに?
安心できる生活に戻れるまで、会いたい人と気軽に会えない状況はまだしばらく続きそうです。
自分や家族が直接コロナに感染していなくても、間接的な影響を受けて困っている人がいます。
「おじいちゃん・おばあちゃんに会いたいけど、体が心配だし帰省は控えなきゃ」
「お店の客足が減って経営が大変だ」
こんな不安の声も多く、
「正直なところ『おめでとう』なんて言えるような気分じゃない」という人は想像以上に多いのかもしれません。
そもそも年賀状の「賀詞」ってなに?
「明けましておめでとうございます」「賀正」など、毎年見かける新年の挨拶。この言葉は「賀詞」と呼ばれ、お祝いの気持ちを表す日本独特の伝統文化です。
年賀状に限らずいろんな挨拶でそれぞれのシーンにふさわしい賀詞を使い分けるのがマナーとされています。
たとえば上司や先生などの目上の人に年賀状を送るなら「謹賀新年」などの四文字の賀詞を使うのが正式です。
賀詞に対して、メッセージを書き加えたものを「添え書き」「添え文」などと言います。
「楽しいお正月を迎えておられることと思います」「本年も良い年でありますようにお祈り申し上げます」
などの言葉がこれに当たります。
2021年の年賀状におすすめの文例をご紹介
2021年のお正月を迎えるにあたり、年賀状のやり取りをしている相手が変わらず元気にしているか、仕事や勉強が順調なのか、ちょっと気になりますよね。
不安な気持ちを抱いている人が多いときこそ、久しぶりの挨拶は思いやりの気持ちをもって慎重にしたいもの。
そんなときはどんな新年のメッセージがふさわしいのでしょうか?
ここからは “with コロナ”の状況に合わせた具体的なおすすめ年賀状文例をご紹介します。以下の文例はすべて「おたより本舗」がオリジナルで制作し、サービスとしてご用意しているものです。
個人向け:心のつながりを大切にする年賀状文例
- ステイホーム優先で すっかりご無沙汰しています おかげさまで元気に毎日を過ごしています 皆様もお身体に気をつけてお過ごしください 本年もよろしくお願いいたします
- 在宅勤務で家族と過ごす時間が増えました ますます仲良く元気にお正月を迎えています 本年もよろしくお願いいたします
- お元気でお過ごしですか 今年はオンライン飲み会にもチャレンジしたいと思っています その際はぜひお付き合いください 本年もよろしくお願いいたします
会社・店舗向け:お客様への感謝と安心を伝える文例
- 安心してご来店いただけるよう 感染防止対策を徹底してお待ちしております 本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう お願い申し上げます
- 皆さまのご声援のおかげで 元気に新年を迎えることができました 本年が明るい一年となりますよう 心よりお祈りいたします
- 昨年の臨時休業に際しましては 皆様に大変ご迷惑をおかけしました 新型コロナウイルス感染症対策を徹底し 社員一丸となって全力を尽くす所存でございます 本年も変わらぬご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます
これらの文例は、「おたより本舗」で年賀状をご注文する時に、はがきデザインを決めてから選択できるようになっています。
文例はご自分で編集を加えることもできるので、「なかなか文章を思いつかない」という時のベースに使うのもおすすめですよ。
以外と知らない豆知識!挨拶文には「、」「。」不要
句読点が使われるようになったのはいつからかご存じですか?実はわりあい近年のことで、明治時代の後期に入ってから正式に採用されたものなんです。
古来、日本語には句読点はありませんでした。その名残を受けて、年賀状に限らず寒中見舞いなどの季節の挨拶状や表彰状には現在でも句読点を付けないのがしきたりになっています。
句読点を付けるようになった背景は「読み書きの教育がまだ広まっていない時代、平民でも文字を読みやすくする配慮で使われるようになった」とされています。
目上の方に送るはがきや手紙に句読点を付けるのは相手の教養を無視することになるので、使わないのが正式なマナーなのです。
いつものようにうっかり使ってしまわないように気をつけてくださいね。
あえて「おめでとう」を使わない年賀状デザイン
ここからは「年賀状印刷印刷の専門店 おたより本舗」が今年リリースした年賀状の中から「with コロナの状況でも安心して使えるデザインを取り上げてご紹介します。
自分も相手も大変な状況だと分かっているときは、心がホッとするデザインでご挨拶してはいかがでしょうか?
また、「自分は元気にしてるから心配しなくて大丈夫だよ」と伝えたい時にも使いやすいデザインです。
絵本のような微笑ましいストーリー
まるで絵本の中のワンシーンのような、微笑ましい情景を切り取ったデザイン。
イヌの親子が気になって仕方ない女の子が、ユーモラスな姿の牛の陰からそっと見守っています。
新しいストーリーの始まりを感じさせる年賀状は他とは一味ちがう世界観があり、きっと受け取った人の心に残るでしょう。
小さな子供からお年寄りまで、年代を問わず優しい気持ちにさせてくれそうです。
ユーモア年賀状で「初笑い」を仕掛ける手もアリ
オチでクスッと笑わせる。家族や友達に「ねぇねぇ、コレ見て」とシェアしたくなる。この年賀状がホントの初笑いになるかも?!
笑顔のきっかけ作りになり、ちょっとした話題も提供してくれそうな3コマ漫画デザインですね。
この作品を提供してくれたイラストレーターは動物への愛のこもったユーモラスな作風が特徴で、雑誌の連載コーナーも担当経験がある実力派。
シュールな世界観の中にあふれる動物愛に、眺めるだけで心が癒やされそうです。
お店からお客様へ
法人や個人事業主が送る年賀状なら、少し改まった雰囲気の中にも和やかさを感じさせるデザインはいかがでしょうか。
感謝の想いを前面に表すメッセージの中に「これからも変わらぬお付き合いを」の願いが込められています。
特に飲食店など、外出自粛の影響が大きかった業界では「大変なときに常連のお客さんが応援してくれて嬉しかった。その感謝を伝えたい」というケースが多いようです。
「おめでとう」より「ありがとう」の言葉のほうが、2021年にはぴったりくるかもしれませんね。
まとめ:コロナ終息への願いと思いやりのメッセージを
「コロナに負けない新年を迎えたい」「大変な状況だからこそ相手に感謝を伝えたい」「会えないけれど安心してほしいと伝えたい」
そんな時にはメールやSNSでのおめでとうメッセージよりも、温もりを感じさせる年賀状が一役買ってくれそうです。
年賀状のネット印刷受注件数で5年連続1位の実績を誇る「おたより本舗公式サイト」では1200種類以上の年賀状デザインとバラエティ豊かな文例を豊富にご用意しています。
きっとあなたの気持ちにぴったりのデザインやメッセージが見つかるはず。ぜひサイトをチェックしてみてください。
素敵な年賀状で大切な人にあなたの気持ちを伝えてくださいね。