あなたは、書き損じた年賀状をどうしていますか?
近年、パソコンやプリンターを使えば、本当に手軽に年賀状を仕上げる事が可能になりました。ともあれ、それで年賀状の書き損じやミスが起こらないとは限りません。
パソコンに情報を打ち込むのは手作業ですし、宛名ぐらいは必ず手書きで!という方もたくさんいらっしゃると思います。
さて、冒頭の問いに戻りますが、もし、書き損じた年賀状が出てしまったら?ゴミ箱に捨ててしまっているという方はちょっと待って下さい!実は、書き損じた年賀状には、案外知られていない色々な有効活用法があったんです!
目次
書き損じた年賀状を送るのはマナー違反です!
例えば、書き損じてしまった箇所に、二重線を引いたり修正液を使ったものを、「まっ、いっか。これで送ってしまおう!」と一瞬思いますよね。
特に長い宛名を頑張って書いて、後ほんの数文字で終わる!という時にミスしてしまったら「あっ!」って思わず声が出てしまいます。私も何度も経験があるので辛い気持ちは凄く分かります。
結論から言うと、いくら修正しようと書き損じた年賀状を使ってしまうのはマナー的に良くありません。受け取った相手側には、そういうものほど逆に目立ってしまい必ず気付きます。
そして、きっと良い思いはしないでしょう。さすがに苦情を言われるという事はないと思いますが。
結局、再利用は得策ではありません。かと言ってゴミ箱に捨てるのも勿体無いです。そこで、書き損じた年賀状は一度どこかにまとめて保管しておきましょう。
書き損じた年賀状を、郵便局へ持っていくとどうなると思いますか?
まず、一度購入した年賀状は、仮に『新品未使用』だとしても現金での払い戻しは出来ません。
でも安心してください。書き損じて送らなかった年賀状は、新しい年賀状や通常のはがき、切手等と交換してくれるんです。これは、簡易局ではない通常の郵便局であれば、全国どこでも対応可能です。
その年の年賀状販売期間内に持ち込んだ場合は、新しい年賀状にも交換が可能です。販売期間は、おおよそですが、年が明けてから10日ぐらいと覚えておきましょう。
ちなみに、書き損じた年賀状の交換には手数料として1枚あたり5円かかりますが、手数料の支払いに切手なども使えますので、それを使って手数料分を差し引いてもらうという事も出来ます。
詳しく知りたい方は、日本郵便のホームページにて交換出来る物、出来ない物の表が載っていますので、参考にしてみて下さい。
▼日本郵便のホームページ
http://www.post.japanpost.jp/service/standard/kaki_sonji/
なお、どうしても現金化したいという場合は、郵便局で切手やはがき等に一度交換してから、金券ショップなどに持って行き、現金化するという方法もあります。
すぐに郵便局に持って行かずに、お年玉抽選後まで持っておく!
これも非常に賢い方法だと思います。
年賀状のお年玉抽選もやっぱり楽しみの一つですよね。書き損じた年賀状でも、もし仮にお年玉抽選に当選していたら、当然景品と交換してもらえます。(引き換え期間中に必ず交換してもらって下さい)無事に!?抽選からもれたハガキを、時間がある時にまとめて郵便局に持っていくのが良いと思います。
ただ、この方法では当然販売期間が終了しているので、普通のハガキや切手などに交換してもらいましょう。
ちなみに、年賀状を整理していたら過去の書き損じた年賀ハガキが出てきた!!なんて事もあると思います。数年前の年賀ハガキでももちろん郵便局に持ち込めば、普通のハガキや切手に交換してもらう事が出来ます。
雑誌や各種メディアの懸賞などの応募に使う事もできます!
郵便局に持って行って、普通のハガキや切手に交換しても使い道がない。近くに金券ショップがない。お年玉抽選にも外れた。なんて人は、ダメ元で雑誌などの懸賞に使ってみてはどうでしょうか?
少し話がそれますが、実は雑誌の懸賞って結構狙い目だったりします。出版業界の不景気だと言われ続けて10年以上経ち、一向に回復しないどころか衰退している様に感じられます。
その理由をここで書く事はしませんが、確かなのは、メジャー雑誌ですら、発行部数・読者数は、好調だった頃に比べたら激減しているという事です。
つまり、応募者数も減ってきているから当たりやすい!という当然の結論になるわけですね。懸賞なんて当たるはずない!って思っている人も多いかと思いますが、今だからこそチャレンジしてみる価値があると思いますよ。
一つだけ注意点として、懸賞に応募する際は、オモテ面の「年賀」の箇所を二重線で消しておくのを忘れないようにしましょう。
ボランティア団体に寄付して誰かの役に立つこともできます!
少量からでも結構ですので、書き損じたハガキをまとめてボランティア団体に寄付するという選択肢もあります。
例えば、書き損じた年賀ハガキでも、25枚集まれば、子供たちが勉強で使う机を一つ贈る事が出来るボランティアもあります。または、紛争地域で暮らしている人たちに、救急用品などを届ける事が出来るものもあります。
これは寄付なので、直接的にあなたの目に見えるメリットはありませんが、世界のどこかで支援を必要としている人たちに、役に立った、支援する事が出来るなんて、素晴らしいと思いませんか。
年賀状の送り先、寄付の使われ方などは、以下のホームページなどで詳しく見る事が出来ます。
▼チャイルド・ファインド・ジャパン
https://www.childfund.or.jp/support/postcard.html
▼リアルズ
http://jcp.gr.jp/support/hagaki.html
逆に交換出来ないハガキってどういうもの?
基本的に、書き損じた年賀ハガキは交換に応じてくれるのですが、未使用である事が条件です。ここで言う未使用とは新品という事ではありません。
基本的に、一度ポストに投函してしまったハガキは「郵便局」に持っていっても交換に応じてくれません。例を出すと、宛先不明で戻って来た年賀ハガキには「あて所に尋ねあたりません」、「配達できません」といったスタンプが押されるので、そうした年賀ハガキは一度使用してしまっている事が一目でわかります。
ちなみに、年賀ハガキが破れてしまっている!という場合でも、未使用であれば交換に応じて頂けるようです。ただし、書き損じた時と同じで、1枚につき手数料の5円がかかります。
ただ、切手の部分が汚れていたり、穴が空いていたり、破れている場合。これは判断が難しいので、結論としては郵便局に持って行って相談してみるしかなさそうです。
よくあるのが、プリンターで年賀状を印刷していて、年賀ハガキの表とウラを間違えてしまったという時。実は、郵便局の公式ページには、切手部分が汚れているハガキには交換に応じないと記述がありますが、少しインクが載ってしまったぐらいなら交換してくれたという話もありますので、諦めないで持ち込みしてみる価値はあります。
まとめ
「年賀状を書き損じてしまったらどうしたら良いか?」というテーマについて、いくつか方法をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事の結論としては、年賀状を書き損じてしまっても、損する事なんてほとんどないから焦らないで大丈夫ですよっ!という事です。
ここまでこの記事を読んで頂いているという事は、きっとあなたは書き損じた年賀状の使い道にお困りだと思います。
そうなんです。私も毎年100枚近く年賀状を書きますが、結構な頻度でミスしてしまうものなんですよね。新年の挨拶はメールで充分!という声もありますが、やはり手書きだからこそ伝わる気持ちがあり、また1枚1枚相手を想いながら書く時間も大切にしていきたいものですね。
親しくしている友人や、お世話になっている親戚、会社関係の方々への「今年もよろしくお願いします」という挨拶ですから、やはりどうしてもきちんとした形のものを届けたいですし、どうせなら受け取った人に不快な思いはさせたくないものですよね。
ですので、書き損じてしまった場合は、無理に修正しようとせず、新たに書き直し、書き損じはがきもぜひ有効活用しましょう。
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