日頃からお世話になっている方はもちろん、今はなかなか会えないけれど、年に一度の交流として年賀状をやり取りしている相手もいますよね。そんな相手に限って、引越しの連絡がうまく行かないなど、トラブルが起きて交流が途絶えてしまう可能性もあります。
今回は、年賀状が届かない・戻ってきたなどのトラブルの対処法や、未然に防ぐポイントなどについてご紹介します。
目次
届くはずの年賀状が届かない!!
「年賀状出したよ」と言われたのに、届かない・・・。せっかく相手が気持ちを込めて出してくれた年賀状が受け取れないなんて悲しすぎますよね。郵便事故、相手が住所等を書き間違えたなど、原因は様々ですが、きちんと受け取るためにはどのようなことが必要か、確認しましょう。
追跡・問い合わせ方法
年賀状には、残念ながらゆうパックなどと違い追跡機能がありません。しかし、年賀状の発送日とどこからどこに出したかなどの情報から、調査をしてもらうことは可能です。
調査の依頼方法は、郵便局の窓口に直接申し出をするか、インターネットから行います。インターネットから行う場合、日本郵便ホームページの郵便物等が届かないなどの調査のお申出から、「調査のお申し出はこちら」のボタンを押し、依頼を進めることができます。
調査の依頼が完了すると、調査受付番号とパスワードが発行されます。「調査状況のご詳細はこちらから」のボタンを押せば、調査受付番号とパスワードを使って調査結果を見ることができます。
郵便事故や差し戻しを未然に防ぐ方法は?
1.自分の住所の正確な郵便番号や建物名称や部屋番号を出してくれる人に伝えておく
記載された住所に不足の情報があった場合、届かない可能性があります。市町村の合併で名称が変わった時なども、伝えておくと安心ですね。
2.自分のポスト(郵便受箱・集合ポスト)には部屋番号と名前を表示する
住所と名前が合致して初めて、郵便物は届けられます。もちろん、あなたが住んでいることが確認できれば表札が出ていなくても届くのですが、出していた方が安全です。
3.同居人や居候人がいるのなら郵便局に届けておく
誤配達は、個人情報の漏洩にも繋がるため、郵便局の方は表札に書かれていない名前宛の郵便物は届けないこともあります。
4.ペンネームや屋号を使いたいのなら郵便局に届けておく
3と同様です。表札に掲げている以外の名前は郵便局に届けておきましょう。
5.まちがった宛先の郵便物が誤配達された場合は、郵便局に連絡して間違えやすい配達先であることを知ってもらう
実際に誤配達があった場合は、うやむやにせず郵便局に報告しましょう。以降、気をつけて配達してくれるはずです。
送ったはずの年賀状が手元に!?
元旦に相手の手に渡っているはずの年賀状が戻ってきた!という場合にも焦ってしまいますよね。主な理由や気をつけるべきことを確認しましょう。
主な返還理由と再送方法
郵便物が差出人に返還される場合、返還理由が郵便物等に記載されています。
- あて所に尋ねあたりません:あて先の住所に受取人が居住していない。
- あて名不完全で配達できません:あて先が不完全のため、配達できない。
- 保管期間経過のため返還:受取人が不在のために郵便局でお預かりしていた郵便物等の保管期間(配達の翌日より7日間)に受取人が受け取らない。
以下の手順で再送することができます。
1.「お返しした理由」の欄を二重線で消去し、必要に応じて正しいあて先・住所・氏名を記載してください。
2.表面の見やすい所に赤い文字で『再差出し』と記入してください。
3.再度切手を貼付して最寄りの郵便局に差し出してください。
また、郵便局の過失によって届かなかった場合は、該当郵便局に直接連絡すれば無償で配達してくれます。
ただし、宛先不明で返ってきた年賀状を再送することは、年明け早々決して縁起が良いとは言えない行為です。できることなら、新たに年賀状を書き直すのがベターです。
松の内を過ぎて戻ってきたら?
年賀状は松の内といわれる1月7日までに出すのが礼儀です。もしも松の内を過ぎて戻ってきてしまった場合、「寒中見舞い」を改めて書くのがいいでしょう。
遅れて出すのが気まずく感じてしまうかもしれませんが、出さないほうがもっと失礼になってしまいます。なるべく早く、再送しましょう。
寒中見舞いの文例はコチラ↓
出し忘れや宛名書きのミスにも注意!
前述の「郵便事故や差し戻しを未然に防ぐ方法は?」で確認したことを、発送する側の立場でも注意する必要があります。「様方」が必要かどうかなど、事前に確かめておくほうが良いでしょう。
出した後に住所や氏名の書き間違いなどが不安になった場合は、同じ年賀状を再度出すこともありです。その場合、2枚届く可能性があると一言を添えておけば相手を混乱させないでしょう。
また、そのようなことのないよう、パソコンで宛名と発送の完了・未了、喪中の情報などを一元で管理しておくことが確実と言えます。
まとめ
いかがでしょうか。せっかく心を込めて書いた年賀状が、届かない、受け取れないといったトラブルが起こっても、諦めず対処すればきっと見つかります。
何事もなく届くのが一番ですが、何か起こったとき、参考にしてみてくださいね!
関連: