毎年、年末年始には、年賀状のやりとりで忙しくなる方も多いのではないでしょうか。
枚数が多い少ないに関わらず、年賀状のやりとりをする方は、印刷の失敗や書き損じがある場合があるため、少し多めに準備して、結局余らせてしまった…という経験が一度はある、という方も多いかもしれません。
実はあまり知られていないようなのですが、余った年賀状を有効活用する方法があるんです!せっかく準備した年賀状を使わずに余らせてしまってはもったいない!!その有効活用の方法として、返金や交換、交換時に発生する手数料など、余った年賀状を無駄にしないためのいくつかの方法がありますので、これから詳しくご説明します。
【1】 余った年賀状は郵便局でハガキや切手に交換する
余った年賀状や、書き損じた年賀状をそのまま保管していても、得にはなりません。
有効活用の一つとして、余った年賀状や書き損じたハガキは、郵便局に持っていけば手数料はかかりますが切手や普通郵便ハガキに交換※してもらうことが出来ます。普段ハガキを使わない方でも切手に交換すれば、ゆうパックなどは切手での支払いも可能なので、荷物を送る時に便利です。
<交換時に必要な手数料はこちら>
- 郵便切手・通常ハガキ・・・1枚につき5円
- 往復はがき・郵便書簡・・・1枚につき10円
- レターパック・・・1枚につき42円
- 10円未満の郵便切手や郵便ハガキ・・・合計金額の半額
※郵便局では現金との交換はしていません。
【2】金券ショップ(チケットショップ)で現金化する
未使用の年賀状は、金券ショップやチケットショップにて現金で買取してくれます。
ただし、住所が印刷されたものは買取してもらえなかったり、ショップによっては年賀状を扱っていないところもあるので、事前に確認が必要です。
書き損じや、写真付き年賀状の場合は、一旦郵便局で郵便ハガキや切手に交換してもらってから、金券ショップで換金可能です。金券ショップは現金で買い取ってくれるため、普段ハガキや切手などを使わない方にはオススメです。
なお、換金率は年賀状より切手の方が高いため、郵便局で一旦交換する場合は切手に交換してもらってから金券ショップに持ち込んだ方がお得です。
【3】余った年賀状は懸賞など応募用ハガキとして使う
年賀状は、お正月を過ぎても普通ハガキとして使う事が出来ます。最も有効的な活用は、懸賞の応募ハガキとして利用することです。普段ハガキで懸賞の応募はしない、という方もせっかくなのでこの機会に応募してみるのもオススメです。もしかしたら当たるかもしれませんよ!?また普段大量にハガキを使うことがあれば、未使用の年賀ハガキを利用してみてはいかがでしょうか。
年賀状を普通のハガキとして使う時は、必ず「年賀」の部分を二重線で消してから投函してください。
■年賀マークを二重線で消さないで投函してしまった場合
普通ハガキとして使うときに、注意しなければならないのが、「年賀」マークを二重線で消してから投函することです。もし年賀マークを二重線で消さずに投函した場合、年賀状受付期間中の場合は来年の元旦に到着してしまう可能性があるため注意が必要です。
■交換に行くのが面倒!手数料がもったいない!
実際に交換できることがわかっていても、郵便局に行くのか面倒だったり、手数料を払ってまで交換したくない!と思う方には、年賀ハガキを普通の郵便ハガキとして使いましょう!
【4】ボランティア団体に寄付をする
様々な団体やNPO法人は、書き損じや未使用の年賀状を寄付として募っています。
では、このような団体に送ることがどうして寄付になるのでしょうか?交換時の手数料を各団体や法人が負担し、寄付された切手等を換金することで、支援に繋げているのです。団体によっては何年も前の年賀状でも受付ているので、ご自身でどの団体に寄付するかをチェックしてみてください。
寄付という形で少しでも社会貢献できれば、余った年賀状も無駄にならず有効活用できますね。
【参考URL】
日本ユニセフ協会
http://www.unicef.or.jp/partner/ex1/impress/
日本ユネスコ協会連盟
http://www.unesco.or.jp/support/donate/near/
東日本盲導犬協会
http://www.guide-dog.jp/support/donation-commodity/
【5】余った年賀状の交換期間や喪中になってしまった場合は?
■インクジェットハガキを購入したつもりが誤って通常の年賀ハガキを購入してしまった!交換可能?
その年の年賀ハガキであれば、同じ年度のインクジェットハガキと無料で交換可能※です。
※未使用の年賀ハガキに限る。切手や通常ハガキへの交換は手数料5円/枚。
■お年玉くじ発表後も交換可能です
余った年賀状や書き損じハガキの交換の期限はありません。昨年の年賀状でも切手やハガキへの交換が可能です。
ただし、昨年の年賀状を今年の年賀状に交換することは出来ません。今年の年賀状と交換が可能なのは「今年の年賀状で、かつ年賀状販売期間のみ」ということになります。従って、年賀状への交換でなければ、お年玉くじ発表後でも交換可能です。
・年賀状の発売期間は、毎年若干の前後はありますが10月30日〜1月9日頃となります。
■喪中の場合は特例で手数料無料で交換可能です
年賀状を買ったあとに身内が亡くなってしまった場合、喪中であるため年賀状が出せなくなってしまった時は、無料で交換が可能です。
ただし、服喪期間に入ってしまったのを理由とする無料交換期間は、手持ちのお年玉付き年賀はがきの販売開始日から販売期間終了日までとなっています。この期間を過ぎてしまった場合は手数料が発生してしまいます。
忘れずにその期間の間に郵便局へ行き、窓口にてその旨を伝え手続きをすると交換完了です。
【6】宛先不明で戻ってきた年賀状の交換や、再差出ししたい時はどうしたらいいの?
■一度投函した年賀状の交換は出来る?
年賀状は消印がありません。そのため、一度配達されたか判断がつかないのでは?と思ったことありませんか?しかし、「あて所に尋ねあたりません」「あて名不完全で配達できません」と、宛名不明で戻ってきたハガキは交換できません。
私たちでは確認できませんが、年賀状には目に見えないバーコードが印刷され、しっかりと管理されているので、一度投函した年賀状は交換や寄付、再差出は出来ないようになっています。
■一度送った年賀状が宛先不明で戻ってきた時、もう一度送ることは出来る?
年賀状を出したあとに、引っ越ししていた!!なんてことも、ありますよね。その場合は、「あて所に尋ねあたりません」と表記されまた戻ってきてしまいます。ですが、新しいハガキがもう手元にない!なんてもことも!!そこで、同じハガキで再送したいとき、相手の正しい住所を書き直し、50円切手を貼り、宛先不明の表記を二重線で消し、「再差出」と赤ペンで必ず明記すればOKです。
また再差出する相手にもよりますが、上司や目上の方には失礼の無いように、新しい年賀状で作り直すことをオススメします。
まとめ
余った年賀状や書き損じた年賀状の有効活用法と、その交換期間や手数料についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
意外と余った年賀状の活用法を知らず、年末年始の忙しさもあってそのままにして大量に溜まっていませんか?どこにしまってあるかも忘れがちになりますよね。
余った年賀状が眠っていたら、この機会に来年の年賀状の準備が来る前に一度整理してみてはいかがでしょうか?
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