せっかく年賀状をもらったけれど、どうやって返信を書いたらいいのかわからない。また、いつまでに出すべきなのか?などなど、年賀状の返信にまつわる知識、マナーを徹底解説していきます!
相手側に失礼のない年賀状の文面はどんなもの?相手が上司の場合はどうすれば?簡単そうで難しい年賀状。一歩間違えれば相手に失礼な事をしてしまっているかもしれません。
年賀状をもらったがどうやって返信をすればいいのかがわからない方、必見です!
目次
年賀状は1月7日までに届けば問題なし
年賀状は基本的に1月7日までに返信を相手側に届けることができれば全く問題ありません。「えっ!?それって遅くないの?」「普通は3日ぐらいまでじゃない?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし7日でも十分遅くないのです!ではなぜ7日までなら年賀状として扱っても大丈夫なのか解説をしていきたいと思います。
なぜ7日までなら年賀状として扱ってもらえるのか?
お正月にはそれぞれの家に「年神さま」と呼ばれる神様が降りてくるといわれており、その期間が1月7日まである松の内となります。
この期間であれば年賀状として扱うことが一般的と言われています。
そのため門松などが飾られている期間、年神が各ご家庭にいる間は年賀状を受け取ることができる期間となります。
松の内であれば問題なく年賀状である
確かに7日までと聞くと少し遅すぎる気がしますが、全くそのようなことはありません。
相手からの年賀状が3日に届いて、こちらが返信を書き5日か6日に年賀状が相手側に届いたのなら、それはちゃんとした年賀状として扱ってもらえます。
「元旦に届くから年賀状」という考えを持っている方も多いですが、ちゃんと7日までに返信、またこちらから年賀状を届けることができたのなら大丈夫です!
もし7日を過ぎてしまった場合は?
では、もしも都合が悪く、どうしても7日までに年賀状を出せないという場合にはどうすれば良いのでしょうか?
この場合「もう年賀状として扱ってもらえないのなら返信は書かなくていいか…」ということは絶対にしないように注意してください!
たとえ7日を過ぎてしまったとしても必ず相手に返信しましょう。年賀状の返信をしないというのは最もやってはいけないタブーです。相手側に失礼な人だと思われないよう、ちゃんと返信を書くようにしましょう!
7日を過ぎた返信は寒中見舞いとして送る
では7日を過ぎた年賀状はどう送るかですが、寒中見舞いとして返信をします。
その際に、年賀状を出しそびれてしまったことに対してお詫びの文面を記載するとなお良いです。また寒中見舞いは一般的に1月8日~2月3日か4日までに出しましょう!それ以降になると、余寒見舞いになりますので、ご注意を。
ただ、うるう年等で3日か4日かが変動する場合もあります。なるべく早めの返信を心掛けるようにしましょう。
年賀状の返信はどうやって書けばいいの?
「せっかくもらった年賀状、キチンと相手に返信を書こうと思っているけれどなんて書いたら良いのかがわからない・・・」
「お詫びの文面は必要なのかな?」
こういった疑問は沢山出てきます。
では、年賀状の返信をどのように書けば良いのか、見ていきたいと思います!
基本的な返信の文面
では、まず年賀状を頂いた際に基本となる文面についてみていきます。
例
あけましておめでとうございます
ご丁寧な年賀状を送って頂き ありがとうございました
新年のご挨拶が遅れまして申し訳ございません
昨年は大変お世話になりました また何かとお手を借りこともあるかもしれませんが
何卒よろしくお願い致します
お互いに良き年になりますよう祈っております
今年もよろしくお願い致します
基本的に年賀状を返信する際は、新年の挨拶、「今年もよろしくお願いします」ということを伝えます。そして相手側に年賀状を頂いた事に対して感謝の気持ち、返信が遅れたことに対してのお詫びを伝えます。
また相手によっては「○○様のおかげで昨年はすごく助かりました」などと相手を持ち上げるのも良いでしょう!自分が返信をもらった時に嬉しいと感じる言葉を入れておくだけでもかなり印象が違ってきます。
目上の方への返信
では、もしも仕事の上司・先輩から年賀状が届いた場合、返信が遅れたことを伝える特別な文面を添える必要があるのでしょうか?
答えはNOです。何故なら、例えば上司からの年賀状に返信であると分かる文面を書いている場合、相手から見れば「ああ、年賀状が届いたからわざわざ返信を書いたんだな」と受け取られる可能性もあるからです。
例
あけましておめでとうございます
昨年は様々なご指導をしていただき誠にありがとうございました
これからも日々精進して行けるよう全力で務めさせて頂きたく思います
まだまだ学ぶことが沢山ございます今年も何卒よろしくお願い致します
このように、目上の方に返信をする際は自分も年賀状をちゃんと書いていたという前提で書きます。「ちょっと郵便が遅れてしまったんだな」と相手に思われるような文面にしておき、特別なことを書かずに返信を出しましょう!
また、あまり仕事に関係するような深いお話を年賀状に書くことはタブーです。上司・先輩の方には指導をしていただき大変勉強になったということに対しての感謝の気持ちを文面に添える程度にしておきましょう。
年賀状に関しての基礎知識
ここでは、年賀状をいつまでに出すべきか?いつ届くのか?などなど、年賀状にまつわる基礎知識のお話をしていきます。
元旦に届けたい場合
年賀状を1月1日にちゃんと届けたいと考えている方は、25日までに投函しておくと確実です。基本的に年賀状の配達受付は12月15日~となるので、早めの対応をしておくことをお勧めします。
もしも、25日にどうしても間に合わない方は28日までに投函しておくと1日に極力間に合うよう配達を行ってくれます。
また29日の場合では1日に届かない場合もあります。
郵便局も年末年始はかなり忙しくなっているため、何としても1日に間に合わせたい方は25日までに投函できるよう準備をしておきましょう!
返信を出した場合いつ届くか?1月2日は集荷があるのか?
では相手側から年賀状をもらい、返信を出したとするといつ届くのか。
普段の郵便ならば1日~3日程度ですが、年始の場合5日ほどかかるケースもあります。ただ、5日もかかるのは少し珍しいので、3日までに返信を投函しておけば松の内である7日までには相手へ届くと思っておいて大丈夫です。
※2017年以降、1月2日の年賀状の配達は取りやめとなっています。
年賀状に消印はついているの?
年賀状を見てみると郵便局の消印がついていません。
しかし、配達をした郵便物には目に見えない、つまり特殊なライトを当てれば分かる消印が年賀状には使用されています。1月8日を境に通常の消印が使用されるため、年賀状には目に見える消印はついていないということになります。
ちゃんと郵便局を通して配達されたものには消印がついていますので、再利用はできません!
まとめ
年賀状の返信について書かせて頂きました。
実際に年賀状を頂くとどうやって相手側に返せばいいのか、文面はどうすればいいのかは相手によって様々です。
相手に失礼が無いよう注意をして返信をするようにしましょう!また7日を超えなければ大丈夫ですので、年賀状を頂いた相手にはちゃんとお返しをすることを忘れずに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。