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「年賀状を印刷会社に注文する」って具体的にはどうするの?
毎年作成する年賀状。デザインや文章を考えたり、年賀はがきを買いに行ったり…とそれなりの労力と時間を要する作業ですよね。
ほかの人とはひと味違う、オリジナリティー溢れるデザインかつ、心のこもった文章ともなると、アイデアを捻り出すだけでも疲れてしまうようなこともあるのでは?
「今年は印刷会社に注文してみようかな…」と考え中の人、または「印刷会社に注文するのって高くつくんじゃないの?自分でやったほうが安上がりだし……」という考えの人も、まずは知っておいてほしいポイントをまとめました!
手順は「超カンタン」!
注文する印刷会社にもよりますが、年賀状の発注からお届けまでの手順はどんどん簡単になってきており、ユーザーが手軽にできるように工夫されています。
特にパソコンでの作業が苦手な人はネット注文に不安を抱いていることも多いかと思いますが、そのあたりも丁寧にフォローしてもらえるので大丈夫です。
「注文画面」も簡単な操作でできるよう各印刷会社ともかなり工夫してリリースしていますので、安心です。
一般的な注文の流れは次の通りです。
【印刷会社に注文する場合】
①インターネットやFAXなどでデザイン・文面・枚数などを選択・記入して注文。
②印刷会社より注文確認のメールやFAXによる連絡がある。
③あとは待つだけで、自宅にお届け。
【コンビニやスーパーなどの店頭で注文する場合】
①店頭でデザインや文面のカタログ・申込用紙を入手する。
②デザイン・文面・枚数を決めて用紙に必要事項を記入し、申し込む。
③店頭にて商品受け取り。もしくは自宅にお届け。
【郵便局の年賀状印刷で注文する場合】
①郵便局の公式サイトで年賀状印刷のページより商品を選択。
②画像のアップロード・文面の調整・差出人データを画面で編集。
③枚数を決めて、注文決済。
④注文確認メールで注文内容を確認。
⑤自宅にお届け。
「デザインがカブらないのかな?」と心配なアナタへ
自分でゼロからデザインを考えると、世界でひとつだけのオリジナルデザインができますが、印刷会社や郵便局などで販売されているデザインだと、「他の人のとカブってしまうのでは?」と気にする人もいるかもしれませんね。
印刷会社にもよりますが、キャラクター系・おしゃれ系・写真入りデザイン・シンプル系など、実にさまざまなデザインがラインナップされており、その種類・数もかなり豊富です。
さらに、テンプレートのデザインを選んでから色や文面の配置など自分でレイアウトを調整できるお店もあるので、オリジナルに近い年賀状を作ることができます。
もちろん絶対にカブらない、ということはありませんが、たとえ他の人と同じデザインを選んでしまったとしても、それが知人、そして年賀状をやり取りしている関係ともなれば、バッティングしてしまう確率は相当低くなり、限りなくゼロに近くなるのではないでしょうか。
万が一、同じデザインの年賀状をやり取りしてしまったとしても、ものすごい確率ですから逆に「すごく気が合うね~」と思えるのではないでしょうか。
また、デザインを選ぶのではなく、自分で作ったオリジナルデザインを印刷してくれるサービス(データ入稿サービス)を行っているお店もありますので、印刷だけ頼みたいという方にもよいと思います。
年賀状印刷の「気ニナル」3つのコト
「便利なのはわかったけど……」と、まだまだ年賀状印刷を注文する際には気になることがたくさんありますね。
そのなかでも「特に気になる」3つのコトについて詳しく解説します。
気ニナルその1【コスト面が気になる!】
年賀状印刷を注文したことがない人の大半が「お金がかかってしまう」という点を気にしていると思います。
自分で年賀状を作成する場合、かかるコストといえば年賀はがき購入費だけ。かたや年賀状を印刷会社などに注文して作成すると、年賀はがき購入費に加えて作成に関わる費用が必要になる、それだったら自分で作ったほうが安いのでは?とお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、「印刷会社に注文した方がお得だった」ということもあります。
まず自分で年賀状を作成する場合、かかる費用は本当に年賀はがき購入代金だけでしょうか?
忘れてしまいがちではありますが、意外とバカにならないのがプリンターのインク代です。自宅のプリンターを使う機会って、案外少なく、大量のインクを消費するのは年賀状作成時だけ、という人も多いと思います。
その場合、年間でインクを購入・補充するタイミングが年賀状作成時となるわけですが、一般的なインクジェットタイプのプリンターであれば、6色セットで約6,000円前後。純正品ではなく互換製品でも約3,000~4,000円といったところでしょう。また、年賀状のデザインにより特定のインク(背景色)が極端に減ることもあり、一体型インクカートリッジの場合は、1色でもなくなると印刷できないためインク代がかさむことになります。
これに年賀はがき購入代金がかかるわけですが、自宅での年賀状作成において避けて通れないのがミスプリントです。
もちろん、技術力に十分自信のある人はそのようなことはないかもしれませんが、印刷する時に はがきの裏・表や上下の向きを間違えた、あるいはプリンターの調整不足、インク切れなどで数枚のはがきを無駄にしてしまった経験のある人も多いのではないでしょうか?
その点、印刷会社に注文すると、自分でインクを購入・補充する手間もなければ、ミスプリントで年賀はがきを無駄にしてしまうこともありません。
印刷料金は、デザインや仕上がりによって異なりますが、スタンダードなものであれば100枚あたり約4,000円~6,000円程度となり、早期予約特典など(11月上旬)を使えばそこから20%~50%の減額が可能です。安ければ年賀はがき代にプラス2,000円~3,000円程度で無駄のないプロ仕上げのキレイな年賀状を簡単にゲットできるというわけです。
年末の忙しい時期、デザインに悩み、プリンターにかかりっきりになることを考えれば、印刷注文したほうがお得かもしれませんね。
気ニナルその2【仕上がりはどうなる?】
印刷会社の印刷は、自宅用のプリンターは違い、にじみなどもなく発色の良い状態で仕上がります。
しかしながら、印刷機の特性上、はがきに直接印刷するプランでは「フチなし印刷」はできません。
自宅プリンターでは「フチなし印刷」は可能ですが、印刷会社等に注文すると白い枠がある状態で仕上がりますので、これは事前に承知しておいた方がよい点といえそうです。
では、写真入りの年賀状ではどうでしょうか?
自分で年賀状を作成する際、写真を入れたデザインであれば「インクジェット写真用」の年賀はがきを購入する人も多いと思います。
これは通常のインクジェット用はがきと違って、光沢のある仕上がりになるのです。この場合、はがきに直接印刷しますので、サイズや厚みは通常の年賀はがきと全く変わりません。
印刷会社および写真屋さんなどで写真入り年賀状の印刷を注文すると、画像解像度の調整や色補正などもできるので、より魅力的な写真となります。
さらに色鮮やかに仕上げるために専用用紙に印刷し、それを年賀はがきに貼りつけて断裁します。そのため厚みがあり、サイズがわずかに小さく仕上がります。
お正月に届いた年賀状を束にしたときに、そのなかに若干厚みがあって小さい年賀状が混じっているのに気づいたことはありませんか?
もちろん、厚みがあるといっても郵送料が変わるほどの重さはないので、通常と同じ63円で送ることができます。この印刷方式の場合には、「フチなし印刷」が可能となります。
年賀状の厚みに注意
印刷会社で仕上げてもらった貼り合わせタイプの写真入り年賀状は、自宅のプリンターで宛名印刷をする場合、厚みがあるためプリンターによっては給紙されないということもあります。
印刷された年賀状に自宅プリンターでの宛名印刷ができないことが分かった場合、数十~数百枚の年賀状に宛名を手書きするはめになってしまいます。
この点は事前によく確認しておきましょう。予算的に大丈夫そうであれば、写真入り年賀状+宛名印刷をセットで頼むことをおすすめします。
気ニナルその3【どの程度まで「丸投げ」OK?】
以前、郵便局の年賀状注文CMで、「年賀状は郵便局に丸投げOK」というキャッチフレーズがありましたよね。この「丸投げ」という部分について、どこからどこまで頼めるのか、気になるところだと思います。
年賀状を宛名印刷込みで注文すると、そのままポストに投函してくれるというサービスです。このサービスは、他の印刷会社でも提供しているところが多いです。
では、年賀状印刷にはどのようなサービスがあるのか、具体的にみていきましょう。
【ネット注文サービス】
現在では、とても一般的なサービスです。郵便局やコンビニなどを含め、ネット注文を行っていない印刷会社はほとんどないといっても過言ではないでしょう。24時間365日いつでも申し込みが可能であるというのが、インターネットの最大の強みであり、ユーザーにとっても非常に便利なポイントです。
【早期予約割引特典など】
予約注文をする商品によくあるのが「早期予約特典」です。年賀状印刷についても例外ではありません。各社、割引率や時期に違いがありますが、10月~11月に注文すると平均20%~50%程度の割引があります。年賀状を作成することが確実で、早めに注文できるのであればぜひとも利用しておきたいサービスです。
さらに豪華な景品をもらえるところもあるようですので、見逃すのはもったいないかもしれませんね。ただし、「急な不幸があるかもしれないから早く注文するのは不安だわ…」という方もいらっしゃると思います。そのような場合は、事前にキャンセルなどの対応を確認しておくと安心ですね。
【宛名印刷】
会社ごとに多少呼び方が異なりますが、エクセル等の住所録データを送ると裏面(デザイン・文面)だけでなく表面(宛名面)も印刷してくれるというサービスです。ここまでやってもらえると、届いた年賀状をポストに投函するだけなので、かなり楽ですね。
【投函サービス】
こちらもほとんどの会社でおこなっているサービスで、宛名印刷を注文すれば印刷会社がポスト投函まで行ってくれるというものです。つまり、PCやスマホでデザインや文面を選択して宛名のデータさえ送っておけば、あとは何もすることがなくなるということです。まさに「丸投げ」的な超便利サービスですね。
こんなに便利な年賀状印刷!試してみるのもいいんじゃない?
ここまで年賀状印刷サービスを利用するメリットについて解説してきましたが、もちろん「フチなし印刷できない」とか「写真入りデザインだと厚みがでてしまう」、「自分だけの完全オリジナルデザインができない」など、デメリットがないわけではありません。
しかし、サービス面やコスト、手間という部分ではかなり便利なので、「今年はどうしようかな?」と迷っているのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか?
簡単・便利なサービスを利用して、なにかと忙しい年末に、少しでも心の余裕が生まれるといいですね。