最近では新年の挨拶をメールやLINEで済ませる方も多いようですが、会社の上司や親戚、お世話になった恩師などにはやはりハガキの年賀状を送りたいですよね。とはいえ年齢を重ねるにつれて、そういったきちんとしたお付き合いは段々増えていくもの。あて名書きだけでも大変な労力が必要になってしまいます。
そんな時は、便利な年賀状作成ソフトを活用しましょう!こちらでは無料で住所管理など、基本的な年賀状作成を楽に行えるものから、有料で幅広いデザインや便利な機能が魅力的なものまで、おすすめのソフトをご紹介していきます。
おすすめ無料ソフト
◆プリントマジック
価格:無料
動作環境:windows,Mac,Linux
住所管理:あり
宛名印刷:あり
オリジナリティあふれる素材や、多種多様な機能が人気の「プリントマジック」。ブラシやスタンプといった各種のペイント機能が搭載されていて、登録されている素材に簡単に文字を書き込むことができ、手軽に自分らしさをプラスすることが可能です。また、PCに保存されたフォントの中から好みのものを選択すこともできます。
さらに、好評を集めているのが独自の「達筆機能」。マウスで書いた文字をボタン1つで整え、達筆なフォントに変化させることができます。マウスで文字を書くというのはなかなか難しい作業なので、この機能を目当てにプリントマジックを選ぶ方もたくさんいらっしゃいます!
◆EXCEL住所録と宛名印刷
価格:無料(EXCELを既にインストールしている場合)
動作環境:windows,Mac
住所管理:あり
宛名印刷:あり
おなじみのEXCELでも住所管理や宛名印刷ができるのをご存じでしょうか?
はがき印刷ウィザードを起動することで、はがきの種類や書式を指定し、差出人の住所を呼び起こせばおうちのプリンターで何枚でも宛名印刷をすることができます。しっかりと年賀状用のメニューがあるため、シンプルな年賀状であれば簡単に作成可能です。
◆おうちで年賀状屋さん
価格:無料(有料版もあり)
動作環境:windows,Mac
住所管理:あり(10件まで)
宛名印刷:あり
「おうちで年賀状屋さん」は、様々なテイストのイラストやスタンプが取り揃えられていているのが特徴です。素材総数は800点以上にものぼり、お好みのデザインがきっと見つかります!無料版では登録不要ですぐにでも年賀状作成を開始することができ、手軽に年賀状のデザイン案を考えることが可能です。
有料版ではお手持ちの写真を素材として挿入することができたり、住所管理を100件まで行えたりと、無料版にさらに豊富な機能をプラスした仕様になっています。
◆ワード
価格:無料(ワードを既にインストールしている場合)
動作環境:windows,Mac
住所管理:あり
宛名印刷:あり
ご自宅のPCにインストールされている方の多い「ワード」でも、年賀状を作成することができます。
年賀状テンプレートや素材は内臓していないため、他のフリー素材サイトなどから拝借してくる必要はありますが、普段からワードを使用している方にとっては使い慣れたソフトで、新たに操作方法を覚える必要がなく手軽に年賀状を作成できるのが利点です。
また、複数の素材サイトから集めた素材を自分流に組み立てることも容易なため、この世に1つだけのオリジナル年賀状をつくりたいという方にもおすすめできます。
おすすめ有料ソフト(無料体験版あり)
◆筆まめ
価格:5900円(無料体験版あり)
動作環境:windows
住所管理:あり
宛名印刷:あり
クオリティが高くオリジナリティのあるデザインが人気の「筆まめ」。その年話題になった作品や、ご当地キャラクターとのコラボレーションデザインも使用することができます!
デザイン、イラストは45万点を越え、干支にちなんだ様々なテイストのイラストや、人気のデザインナーやクリエイターとのコラボデザインも含まれています。暑中見舞いや結婚報告、母の日など様々なシーンで使えるデザインも豊富に取り揃えられており、年賀状だけではなく季節の挨拶など1年を通して活躍することでしょう。
また、会社の上司や取引先にも送ることのできる、シックで洗練されたデザインテンプレートも多数用意されています。個人の方だけではなく、法人の方にもおすすめできる製品です。
◆筆ぐるめ
価格:3990円(無料体験版あり)
動作環境:windows
住所管理:あり
宛名印刷:あり
「筆ぐるめ」は操作が非常に簡単で、誰でも手軽に年賀状作成を行える点が人気のソフトです。年賀状作成で多くの方がつまずくポイントを簡略化した「かんたん筆ぐるめモード」では、使用する写真やイラストを選ぶだけの簡単な操作で、PCソフトに慣れていないお年寄りでも一度にたくさんの年賀状を刷ることが可能です。
また、筆ぐるめは1つのライセンスで合計5台の端末でのインストールが可能となっていて、家族がそれぞれのPCで好みのデザインの年賀状を作成することができます。お父様のビジネス用年賀状や、お子様がお友達に送る年賀状まで、家族それぞれが気に入るデザインの年賀状を1本のソフトで管理、印刷することが可能です。
◆宛名職人
価格:7900円(無料体験版あり)
動作環境:Mac
住所管理:あり
宛名印刷:あり
Macをお使いの方におすすめなのが「宛名職人」です。Mac特有のバージョンブラウザ機能に対応し、マルチタッチジェスチャーも備え指での直感的な操作が可能になっているなど、Macの仕様にぴったりと合致した使用感で、Macユーザーが違和感なく操作することができるのが魅力です。
デザインやデンプレートもMacらしいスタイリッシュなものが多く、センスの良い年賀状に仕上げたい方には間違いなくおすすめできる製品です。暑中見舞いやクリスマスなど季節ごとのメッセージカードとして使用できるようなデザインも豊富で、名刺やカレンダー、証明写真の作成も可能であるため様々なシーンで使用することができます。
おすすめ有料ソフト
◆筆王
価格:3900円
動作環境:windows,Mac
住所管理:あり
宛名印刷:あり
筆王には一通りの手順を解説したガイドブックの他にも、映像と音声つきのガイドムービーが付属されていて年賀状作成ソフトをはじめて使用するという方でもすぐに機能を使いこなすことができます。
多種多様な素材はテイストやジャンルごとに絞り込むことが可能で、気に入るデザインをぱっと見つけることができますし、見比べるのも簡単です。素材数は充実の30万点以上。ご当地デザインやペット向けテンプレート、人気のねこをモチーフにした素材集など、あまり人とかぶらない年賀状をお探しの方にもおすすめです。
また、筆王では作成した年賀状のデザインを画像データとしてメールやLINEで送信することもでき、住所の分からない知人友人に新年の挨拶をしたい時にも大変重宝します。
◆楽々はがき
価格:5160円
動作環境:windows,Mac
住所管理:あり
宛名印刷:あり
「楽々はがき」では1600点を越えるテンプレートからあなたの個性をあらわした年賀状を作成することが可能です。豊富なイラストは季節を問わず使えるものが多く、顔写真の補正機能もあり、肌を綺麗に見せることができるので家族写真を用いる場合に役立てることができます。
また、楽々はがきでは、いただいた年賀状を画像データとして保存しておくことができ、かさばりがちな年賀状をすっきりと整理することが可能です!登録してある住所録と画像データを結びつけられるため、「去年は〇〇さんにどんな年賀状をいただいたかな・・・」という際にもすぐに見返すことができます。
便利でお得なダウンロード版ソフト
有料年賀状ソフトのほとんどは、製品版とダウンロード版の2つのパッケージが用意されています。
製品版は家電量販店やネットショップを通して購入することができ、作成ソフトやイラストデータの入ったCD-ROMをお手持ちのパソコンに入れることで作動させることができます。
一方のダウンロード版は現物を購入するのではなく、公式サイト等から作成ソフトやイラストデータのみをダウンロードすることのできる販売形態です。
ダウンロード版はいつでもどこでも購入ができ、お値段も製品版と比べてお安いという利点があるので最近は製品版よりもダウンロード版を購入する方が増えてきています。便利でお得なダウンロード版ですが、実はいくつかのデメリットもあるためご紹介していきたいと思います。
◆ダウンロード版のメリット
・いつでもどこでも購入できる
・値段が安い
・かさばらない
・ダウンロード後すぐさま作成できる
◆ダウンロード版のデメリット
・説明書冊子がない
・素材が限られる場合がある
・パソコン間の移動が面倒
上記のように、ダウンロード版のメリットはその手軽さやお値段の安さです。
一方で、説明書冊子がないことが多く、はじめて年賀状ソフトを使用する方には少々不便かも知れません。また、使用可能な素材が限られる場合もあるので購入の際には注意が必要です。
さらに、1つのソフトを複数のパソコンで使うことのできる製品ならば問題ありませんが、そうでない場合はパソコン間の移動や共有が面倒になってしまいます。
以上の点から、「とにかく安く済ませたい」「自分1人でさくっと年賀状をつくりたい」人にはダウンロード版がおすすめできます!
年賀状ソフト間の住所録移行について
今まで使っていたものとは違う年賀状ソフトを購入する場合、気になるのが「住所録」が移行できるかどうかですよね。通常、同じソフトのバージョン(年度)違いであれば、住所録の移行もスムーズに行えるものがほとんどです。
また、同じ会社の製品であれば比較的移行が簡単な場合が多いのですが、他社ソフトで使用した住所録を新しい年賀状作成ソフトに移行する場合は、以下の手順が必要です。
①住所録ファイルをCSVファイル形式に保存する
既に作成してある住所録をCSV形式で保存します。CVS形式での詳しい保存方法については各ソフトによって異なるため、付属のマニュアルをよくお読みになってみてください。
②移行先のソフトでCVSファイルを読み込む
移行先の新しいソフトを開いたら、外部データの項目からCVSファイルの読み込みを選択します。
③移行先のソフトで読み込めるように変換する
CVSファイル形式で保存した住所録ファイルを開いたら、移行先のデータとして変換していきます。変換は自動で行われる場合もありますが、自分で各種項目を設定しなければならないこともあります。項目とは住所録の「氏名」「住所」「グループ」等にあたる部分で、たとえば以前使っていた年賀状ソフトと移行先の年賀状ソフトに以下のような違いが場合、項目の設定が必要になります。
移行元ソフト(項目名)
氏名
ふりがな
グループ
敬称
郵便番号
住所
移行先ソフト(項目名)
苗字
名前
グループ
郵便番号
自宅住所
上記の場合、移行元ソフトであった「ふりがな」と「敬称」の項目が移行先のソフトにはないため、正しく表示することができません。また、移行元では送る相手の名前が「氏名」となっているのに対し、移行先では「苗字」と「名前」に分けて登録する必要があります。
このようなソフト間の登録項目数や項目名による違いを修正するため、データを変換する前に手動で項目設定をする必要があるのです。
まとめ
「今年も1年よろしくお願いします」という気持ちのこめられた年賀状ですが、手書きで大量に作成するのはなかなか骨が折れるものです。年賀状ソフトの中には無料、有料問わずそんな大変な作業を楽にしてくれるものがたくさんあります。新年はぜひ便利な年賀状作成ソフトを使って、心のこもった挨拶を送りましょう。
ちなみに、おたより本舗では今年、宛名印刷を無料で頼めちゃいます! マイページ登録が必要となりますが、何枚ご注文いただいても無料ですので、ぜひお得にご活用くださいね。
関連: