「これが最後の年賀状です」と年賀状じまいを宣言したものの、
いざやめてしまうとやっぱり寂しい――。
実は、年賀じまいを後悔している人が意外に増えているそうです。
年賀状を再開することは、迷惑でもマナー違反でもありません。
迷っているなら、今年はぜひ「復活年賀状」を送ってみましょう!
この記事では、
・今すぐ使える!復活年賀状の文例
・年賀状を再開する際の注意ポイント
を解説。
いきなり年賀状を送りつけて、相手を驚かせたり不快にさせたりしないよう、マナーも確認してくださいね。
目次
再開は問題なし!素直な気持ちを伝えよう
年賀状の再開はマナー違反ではありません。
久しく会っていない友人や昔の仲間から年賀状が届いたら、受け取った人はきっと喜んでくれるでしょう。
もし相手の負担が気になるなら、特に仲が良かった人にだけ送ってみるのもよいですね。
ただし久しぶりの年賀状では、相手の状況や文面への配慮が大切です。
まずは復活年賀状の書き方ポイントを紹介します。
年賀状を再開する理由、どう伝える?
復活年賀状を書く際のポイントは、再開の理由を必ず盛り込むことです。
年賀状じまい宣言などなかったかのような内容で送ってしまうと、受け取った方は「あれ?年賀状じまいの連絡をもらったはずでは?」と怪訝に思うでしょう。
再開した理由が伝われば、より温かい気持ちで交流を再開してくれるはず!
「○○さんからあなたのお話を聞いて、懐かしくなり筆をとりました」
「年賀状をやめてしまったら、思いのほか寂しく感じてしまい、近況報告を兼ねて年賀状を再開することしました」
「直接お会いすることも難しくなり、お元気でいらっしゃるのか気になりました」
など気持ちを素直に書いてみましょう。
きっとあなたの誠実な気持ちが伝わりますよ。
今すぐ使える!復活年賀状の文例3選
使いやすい復活年賀状の文例を3つご紹介します。
ご自身の近況に合わせてアレンジもOK!
●普段から交流がある方に送るシンプルな文例 |
昨年は何かとお世話になりありがとうございました 年賀状のやりとりはもうやめるとお伝えしておりましたが 今しばらく続けていこうと頭を切り替えました 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます |
●普段から交流がある方に送るシンプルな文例 |
昨年は何かとお世話になりありがとうございました 年賀状のやりとりはもうやめるとお伝えしておりましたが 今しばらく続けていこうと頭を切り替えました 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます |
●こちらの様子が伝わる文例 |
旧年中は何かとお世話になりありがとうございました 昨年のご挨拶で年賀状は終了すると書きましたが 家族が手伝ってくれると言いますので 今しばらく続けることにいたしました わがままをお許しいただき 今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします |
年賀状を再開する際のマナー
年賀状は本来、気軽に送るもの。とはいえ年賀状を再開する際には、相手の状況への配慮が必要です。
特に気をつけたいのは、相手が喪中だった場合。
喪中とわかれば、
・年内に「喪中見舞い」でお悔やみを伝える
・松の内(1月1日~1月7日または1月15日まで)が明けてから「寒中見舞い」を出す
といった対応をおすすめします。
とはいえ「喪中は年賀状を受け取ってはいけない」といった決まりはありません。
「相手が喪中なのに年賀状を送ってしまったらどうしよう?!」と堅苦しく考える必要はないでしょう。
可能なら
・SNSを使っているなら、投稿をチェックする
・共通の知人に近況を聞いてみる
などの方法で、確認しておくのもよいですね。
復活年賀状を送るタイミング
久しぶりの年賀状は、ぜひ元旦に届けたいですよね。
郵便局では「元日に年賀状を届けるなら12/25までの投函を」と呼びかけています。
年賀状の発送開始は、例年12月の中旬(15日前後)。
復活年賀状は、12/15~25の間に投函するとよいでしょう。
ギリギリになって慌てないよう、余裕をもって準備してくださいね。
引受開始前に出してしまうと、通常のはがき扱いで年内に届いてしまう可能性もあります。
郵便局のウェブサイトで、今年の発送開始を確認しておきましょう。
年賀状の再開にふさわしいデザインは?
数年ぶりに年賀状を送るとなると、どんなデザインがいいか、迷ってしまいますよね。
一度年賀状を辞めたからといって、デザインを控えめにする必要はありません。
「復活」はうれしいことですから、新年らしい、明るくおめでたいデザインでOK!以前と同じように、あなたらしい好みやセンスで選びましょう。
多様なデザインの中からお気に入りを見つけたいなら、年賀状印刷の通販サイトがおすすめです。
「かわいい」「カジュアル」「ビジネス向け」など店頭には並び切らないほどの豊富なデザインがラインナップ!
サイトによっては、人気のデザインは早めに完売してしまう可能性があります。
11月初旬など早い時期から、余裕を持って準備を始めましょう。
これって迷惑?復活年賀状Q&A
年賀状を再開することで、途絶えていた関係が復活することは喜ばしいことです。
しかし「これだけはNG!」といった最低限のルールは知っておくべきでしょう
よくある3つの質問にお答えします。
来年以降も続けるかわからない…それでも送ってOK?
「来年以降、年賀状を続けられるかわからない」という場合は、最初から送るべきではありません。
「年賀状は毎年送るもの」というルールはありませんが、年賀状じまいと再開を繰り返すのは、相手に失礼です。
来年、あなたは年賀状を送らなかったのに、相手からは送られてくる、と入れ違いになる可能性も…。そんな状況になれば、相手もよい気持ちはしないはず。
年賀状は、今後も長くやりとりできる方にのみと考えましょう。
今年とりわけお世話になった方に「感謝の気持ちを伝えたい」という場合は、年賀状ではなく、お礼の手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
年賀状じまいをしている相手への送付は迷惑?
一般的に、年賀状を送ることは「迷惑」ではありません。
ただし、年賀状じまいをしている相手に年賀状を送りつけるのは、負担に思われてしまう可能性が高いでしょう。
「私が新年のご挨拶をしたかっただけですので、ご返信には及びません。」など、配慮を示す一文を書き加えましょう。
リアクションがなければ相手の気持ちを尊重し、「来年は年賀状を送らない」のも選択肢の一つです。
復活年賀状を送った相手から、年賀状じまいが届いたら?
復活年賀状を送った相手から、「年賀状じまい」のはがきが届いても、特に返信は必要ありません。
来年以降は、年賀状を出さないことも考えましょう。
ご存じのとおり、年賀状じまいは「終活」や「デジタル化」の一環です。
決して、あなたとの付き合いをなくしたいという意思表示ではありません。
年賀状の代わりに、電子メールなどで交流を続けるのもよいでしょう。
こちらからの年賀状を今後も送り続けたい場合は、相手の意向を事前に確認することをおすすめします
年賀状じまいの後悔解消!再開して新たなつながりを
年賀状の再開には、なんとなく申し訳なさや気恥ずかしさを感じるかもしれません。
しかし、年賀状のやりとりを再開できれば、友人や親戚との関係を再び築くことができます。
あまり考えすぎず「あなたとまた仲良くしていきたい」という、率直な気持ちを伝えてみましょう。
ぜひ復活年賀状で、大切な方々との温かい交流を再開してください。