1年に1度の大切なご挨拶である年賀状。
結婚や出産などのご報告として、また、思い出の写真を使って、写真入り年賀状を送るという方も多いですよね。
しかし、選ぶ写真によっては、相手に迷惑や失礼だと思われてしまうこともあるようです。
この記事では、年賀状印刷に適した写真の選び方を徹底解説!
また、写真を選ぶ際のマナーや印刷をプロに頼むメリットについてもご紹介します。
目次
- 1 写真入り年賀状は相手によって「送り分け」ましょう
- 2 年賀状にピッタリな写真とは?
- 3 近況が一目で分かる写真
- 4 見る相手を選ばない写真
- 5 枚数・画質・大きさに注意
- 6 年賀状用の写真選びの基準は「向き」と「サイズ」
- 7 テンプレートのデザインに無理なく収まる写真を使う
- 8 写真のサイズは1181px×1749px以上!
- 9 加工後の画質に注意する
- 10 年賀状の写真は、「光の当たり方」と「コントラスト」に注目!
- 11 「光の当たり方」が均一な写真を選びましょう
- 12 逆光になっている写真は避けましょう
- 13 「コントラスト(濃淡)」がはっきりした写真が仕上がりキレイ!
- 14 メインのものがはっきり写っている写真を選びましょう
- 15 赤ちゃんの写真も大切なのは「光の当たり方」と「コントラスト」
- 16 プロに任せてよりキレイな仕上がりに!
- 17 印刷が不安な場合はプロに依頼すると安心
- 18 写真入り年賀状は「年賀状印刷の専門店」にお任せ!
- 19 年賀状の写真は送る相手を想いながら選びましょう
写真入り年賀状は相手によって「送り分け」ましょう
写真入り年賀状には、賛否両論があることをご存知でしょうか?
自分では全く悪気なく送ったつもりでも、相手を不快にさせてしまうことがあるようです。
モラルある、誰にでも喜んでもらえる年賀状を作るにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは、年賀状に写真を入れる際のポイントをご紹介いたします。
子どもの写真は相手を選びましょう!
年賀状を作成する際、特に気を付けたいのは子どもの写真です。
出産や子どもの成長の報告に、子どもの写真を使う方も多いですよね。
しかし、以下のような方に子どもの写真入り年賀状を送るのは避けたほうがよいでしょう。
- 不妊に悩んでいる方
- ビジネス上の付き合いの方
- 子どもと面識がない方
特に不妊の悩みというのは気軽に相談できることではないので、知らずに送って不快に思われることが多いようです。
送る前に相手の最近の状況などを思い返してみて、配慮が必要か考えてみましょう。
また、子どもの写真を送っても差し支えない間柄の方に送る際でも、子どもだけが写っている写真より家族写真の方が好まれています。
特に最近あまり会っていない方に送る場合には、差出人自身の近況も写真越しに伝わって嬉しいようです!
面白おかしい写真は友人にだけ送るようにしましょう
友人同士で写った、少しふざけた面白おかしい写真を年賀状に使われる方もいるかもしれません。
しかし、そういった年賀状は友人だけに送るようにしましょう。
くだけた雰囲気の写真を目上の方やビジネス関係の方に送ると、非常識と思われかねません。
あくまでも年賀状というのは、新年のご挨拶のために送るものです。
最低限のマナーは守るようにしましょう!
年賀状にピッタリな写真とは?
最低限のマナーを守ったうえで、実際にどのような写真を選べばよいのでしょうか?
新年の挨拶にふさわしい写真や好印象を持ってもらえる写真を紹介します。
近況が一目で分かる写真
年賀状を送った本人の近況が分かりづらい写真は避けたほうが無難です。
NG写真の例
- 子どもやペットのみの写真
- メインがアップで写っていて背景が分かりづらい写真
なるべく一枚で近況が分かりやすい写真を選ぶと良いでしょう。
スマートフォンなどで撮った日常写真や旅行の写真、写真館で撮った家族写真などがおすすめです。
見る相手を選ばない写真
季節感のない写真や身内感の強い写真は、目上の方やビジネス関連の相手へ送るのに不向きです。
相手によって配慮が必要な写真を避けると、何パターンか年賀状を作成する手間も掛かりません。
風景や一般的に縁起が良いとされているもの、干支の動物の写真などは、相手を選ばず送ることができるでしょう。
枚数・画質・大きさに注意
年賀状の写真を選ぶ際は、枚数や大きさに注意しましょう。
載せたい写真が多い場合は、はがきに配置すると一枚一枚のサイズが小さくなってしまいます。
一枚のサイズが小さくなると、見えづらくなるので年賀状のレイアウトに合わせて数枚に絞りましょう。
また、写真の縦横比や縮尺を無理に変更してしまうと、画質が荒くなってしまいます。
写真入り年賀状は、写真の枚数・向き・大きさにもこだわってキレイに仕上げましょう。
年賀状用の写真選びの基準は「向き」と「サイズ」
今は、PCやスマートフォンなどのディスプレイ上で写真を確認する方がほとんどですよね。
しかし、ディスプレイ上と実際に印刷されたときの見え方では違いが出ます。
それでは、はがきに印刷するのにどんな写真が適しているのでしょうか?
テンプレートのデザインに無理なく収まる写真を使う
年賀状のテンプレートには、はがき全面に写真を印刷するものや、複数の写真を配置するものなど色々なデザインがあります。
写真が入るスペースも縦長や横長だったり、正方形やフキダシの形だったりと様々です。
縦長のスペースに横向きの写真を挿入することで、写真の両端が切れて人物の顔が見切れたり、上下に余白が出来て見栄えが悪くなったりします。
写真選びに失敗すると、年賀状が途端に安っぽく、いいかげんなつくりに見えてしまうことも…。
使いたい写真がテンプレートに合っているかをあらかじめ確認しましょう!
写真のサイズは1181px×1749px以上!
年賀状の印刷に必要最低限の解像度は72dpiです!
この解像度に合わせる場合、低くても1181px×1749px(ピクセル)サイズの写真が望ましいです。
(ちなみに、上記のサイズの写真を縮小して使う分には問題ありません。)
これより小さいサイズの写真をはがきに合わせて拡大すると画質が粗くボヤけて写り、せっかくの写真の魅力が伝わらなくなってしまう可能性が高いです。
画質というのは写真を撮った時点で決まるので、あらかじめ1181px×1749px以上のサイズで高画質の写真を撮る必要があるのです。
デバイスごとの写真サイズ(ピクセル)の確認方法は以下の通りです。
加工後の画質に注意する
スマートフォンの画像を使う場合、アプリなどで加工したものだと、加工後に画像の設定が変わっている可能性があります。
実はアプリで加工する際、操作をスムーズにするために自動的に画質(解像度)を低くしている場合があるのです。
そのため、スマートフォンの画面上ではキレイに見えていても、実際に印刷したら思った通りにいかなかった…ということも。
加工後には画像のサイズや画質のチェックを忘れずに行いましょう!
年賀状の写真は、「光の当たり方」と「コントラスト」に注目!
思いを込めた写真を添えて送るのなら、くっきりキレイな写真を使いたいですよね。
しかし、いざ年賀状を作ってみると「思ったより暗い」「画質が悪くなってしまった」と、困ったことがある方もいらっしゃると思います。
ここからは、キレイな写真入りの年賀状を作るために必要な写真の選び方を解説します!
「光の当たり方」が均一な写真を選びましょう
明るさにバラつきがある写真は、影になっている部分が印刷した時に暗くなってしまいます。
また、光が当たりすぎている部分は真っ白になり、見えづらくなることも。
光の当たり方をパソコンで補正することもできますが、一部分だけ理想通りに調整するのはテクニックが必要です。
「年賀状の準備が忙しく、補正する時間がない。」
「補正のやり方がわからない。」
という場合には、初めから光の当たり方が均一な写真を選ぶと手間が省けます。
逆光になっている写真は避けましょう
逆光になっている写真は、被写体の奥から光が当たり、人物の顔や体に影ができます。
そのまま印刷すると、表情が分からない、暗い写真になってしまうのです。
補正して人物を明るくすることもできますが、元々明るい背景も更に明るくなってしまうので全体的に見えづらくなってしまいます。
人物と背景のバランスを考えると、逆光の写真も避けた方が良いでしょう。
「コントラスト(濃淡)」がはっきりした写真が仕上がりキレイ!
「光の当たり方」と並んでもう一つ大切なのは、「コントラスト(濃淡)」がはっきりした写真を選ぶことです。
例えば結婚式の写真などでは、タキシードもドレスも白なのに、背景も白っぽい写真というのがよくあります。
全体が同系色でまとまっている写真の明るさを補正すると、色が飛んでしまう可能性があります。反対に補正しないと、印刷した時に全体的に暗めの印象に…。
人物と背景の色の違いがはっきりしている写真を選べば、色の補正をしてもキレイに仕上がります!
メインのものがはっきり写っている写真を選びましょう
全体のコントラストがはっきりしていても、メインにしたい部分がぼんやりしていたら見えづらくなる可能性があります。
上の写真は、海と空の境目が分かりづらいですね。
印刷すると、せっかくのキレイな海の部分がぼやけてしまいます。
特に山や海の写真は、メインと背景の境目が分かりづらくなりがちです。
上の写真のように、メインの部分までコントラストがはっきりしていればキレイに印刷ができます!
赤ちゃんの写真も大切なのは「光の当たり方」と「コントラスト」
赤ちゃんが生まれてから、出産報告を兼ねて年賀状を出される方も多いと思います。
写真選びには特にこだわりたい方が多いのではないでしょうか?
赤ちゃんの写真を選ぶ時にも、「光の当たり方」と「コントラスト」に注目して選びましょう!
赤ちゃんの写真は、顔に影がないものを選ぶようにしましょう。
光が正面から当たっている写真は、影がなくキレイに仕上がります。
また、特に色白の赤ちゃんは、顔の周りが濃い色の背景の写真を選びましょう。
コントラストがはっきりして、キレイに印刷できます。
年末近くに出産予定の方は、出産前に年賀状のデザインを決めておくと安心です
11~12月に出産予定で、年賀状で出産報告をする予定の方は、赤ちゃんが生まれる前に年賀状のデザインなどを決めておくと安心です。
赤ちゃんが生まれた直後は忙しくなり、年賀状どころではなくなってしまう可能性もあります。
出産報告の年賀状を出せるのは一度きり。時間があるうちにデザインや宛名の準備をして、あとは生まれた赤ちゃんの写真を入れるだけにしておくと良いでしょう。
プロに任せてよりキレイな仕上がりに!
キレイに印刷できる写真を選んでも、肝心の印刷に自信がない…という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、プロに印刷を頼むのがおすすめです。
印刷が不安な場合はプロに依頼すると安心
自宅プリントはコストも抑えられますし、写真屋さんなどに出向く必要もなく便利です。
しかし、「思った通りに仕上がらなかった…。」と失敗することも少なくありません。
年賀状印刷をインターネットで注文できる「ネット注文印刷」なら、自宅にいながら印刷をプロに依頼することができます。
自宅では難しい細かな修正や、写真を美しく見せる「銀塩プリント」などのサービスが利用可能。とてもキレイな仕上がりの年賀状を期待できます。
写真入り年賀状は「年賀状印刷の専門店」にお任せ!
普段なかなか会えない親戚や知人の顔を写真入りの年賀状で見ることができるのも、嬉しいものですよね!
「仕事が忙しくあまり手間をかけられないが、年賀状で失敗したくない」
「キレイな写真入りの年賀状を作ってみたいけれど、PCが苦手」
といった方も、今年はネット注文印刷で心のこもった年賀状を作ってみませんか?
「年賀状印刷の専門店」なら、簡単でお得にキレイな仕上がりの写真入り年賀状を作成することができます。
年賀状の写真は送る相手を想いながら選びましょう
年賀状の写真選びのコツと気を付けたいマナーについてご紹介しました。
大切な新年のご挨拶である年賀状。送る側も受け取る側も嬉しい気持ちで年賀状のやり取りができるのが一番いいですよね!
どんな写真を使うときにも大切なのは、送る相手のことを考えることではないでしょうか?
写真入り年賀状を作る場合には、相手の気持ちに配慮した写真を選んでいただければと思います。