ずっと眺めていたい！
フェルトの干支キャラクターが新年の楽しいご挨拶

表情豊かでかわいい！
羊毛フェルトの世界

羊毛フェルトで作られた愛らしい眼差しの動物たち。今にも動き出しそうなリアルな質感はもちろん、まるで物語のワンシーンのような佇まいに思わず引き込まれてしまいます。

「誰かに似ているような？」そんな親しみのわく表情豊かなマスコット作品を手掛けているのは、羊毛フェルト人形作家の*coma*さんです。

羊毛の「素材感」に魅了されて

小さな頃から物作りが大好きだった*coma*さん。ある日、北欧雑貨店で手にした羊毛のバッグや小物の「素材感」に魅力を感じ、自分も作ってみたい！と感じたとか。

左の写真は、羊毛フェルトでマスコットを作りはじめた頃の作品です。「アンティークが好きなので、ヨーロッパの蚤の市で売られているようなテディベアをイメージして作りました。」という*coma*さん。この作品で手芸メーカーから声がかかり、今のような多彩な活動をスタートさせるきっかけとなったそうです。

最近は、ペットの愛猫や愛犬、愛鳥の製作依頼を受ける機会が多いという*coma*さん。今後は、お客様1人ひとりからの依頼にも答えられるような作家活動を目指しておられるとか。

マスコットに命を吹き込むのは
*coma*さんの演出力！

一刺し一刺し、ニードルで羊毛をチクチク……。根気のいる作業ですが、「表情豊かな動物達を作ることが、とっても楽しい！」という*coma*さん。

*coma*さんの作品の魅力は、マスコットがかわいい！のは、もちろんですが、その一つひとつのマスコットが、生き生きと見える情景を演出する構成力にあります。ポージングや小物使いなど、画面の端々まで意識してその世界観を表現されているのがよくわかります。

上の作品もその一つ。2014年におたより本舗にご提供いただいた年賀作品です。「どんなデザインがお客様に喜ばれるか、試行錯誤しながら楽しく作りました。」とのこと。まるで、絵本の1ページを切り取ったような、可愛らしい馬の表情が印象的です。受け取った方それぞれが、自分でストーリーを描けるような、そんな想像力を掻き立ててくれる作品ですね。