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年賀状デザインの裏バナシ~つくり手の想いを知る~

刺繍作家/イラストレーターMICAO

刺繍で描かれた
ファンタジーでかわいい年賀状【2019亥】

刺繍作家/イラストレーター

MICAO

神戸大学経営学部卒。独学でミシン、染色、絵画などを学んだのち、2003年に雑貨ブランドMICAOを立ち上げる。その後、2007年度よりフリーのイラストレーターへ。ミシン刺繍、アップリケなど、テキスタイル素材を使った温かみのある作風が特徴。物語を感じる世界へと誘ってくれます。

“可愛い”だけじゃない、
赤ずきんの世界

刺繍作家/イラストレーターMICAO01

グリム童話の赤ずきんちゃんというと、子どもの頃に絵本で読んだ懐かしい記憶が蘇ります。女の子なら1度は、真っ赤なずきんの可愛らしさに憧れませんでしたか??

MICAOさんが布と刺繍で創り出す赤ずきんの世界には、いろんなキャラクターが登場します。オオカミはもちろん、魔女やウサギ、埃のダスティー君。そして先頭に立つ赤ずきんちゃんは、一見物静かだけどなぜかついていきたくなるような、ただ“可愛い”だけではない魅力を持っています。

この不思議な世界観を生んだMICAOさんは、これまで赤ずきんを含む色々なイラストを布の上に表現してきました。糸や染料を自由に操るその技法はなんと、すべて独学なのだとか…!?

MICAOさんの個性あふれる作品は、一体どのようにして生み出されるのでしょうか。その秘密を探るため、制作現場に伺ってみました!

使っているのは家庭用ミシン!?
ひと工夫で自由な線を

刺繍作家/イラストレーターMICAO02

早速現場にお邪魔すると、なんとMICAOさんは家庭用ミシンで作品を作っていました…!!本来、自動で布を送り出すためにある“送り歯”をしまい、手で自由に動かせる隙間をあけているそうです。

「ミシンで縫うとどうしても単調な線になって、表現に限りがあるんですよね。だから、厚みのあるふわっとした線にしたい時は、手で縫います。」“こう表現したい”から縫い方を模索するMICAOさん。だからこそ、個性的な技法が作品の魅力を引き立てるのでしょうね…!

絵の具のムラをなくすために編み出した、
自己流の秘策

刺繍作家/イラストレーターMICAO03

赤ずきんちゃんの象徴でもある“ずきんの色”は、布用の絵の具で着彩されています。ここでも色ムラができてしまい、失敗を重ねながら試行錯誤したそう。

「もっと滑らかにしたくて、でも本を読んでみても専門的な道具とか分からなくて…。そこでひらめいたんです。染料の“薄め液”だけを先に塗っとけ!って。その上に、乾いてから色を塗ったら、ムラにならずにシャラ~ンと塗れたんです!」

壁にぶつかったエピソードも、コミカルに話してくれるところがMICAOさんの面白いところ。どうしてここまで強く“独学”を貫けるのでしょうか??

もともとは、疲れてしまった自分を
癒すために

刺繍作家/イラストレーターMICAO04

MICAOさんは神戸大学を卒業後、外資系の企業に入社しました。共働きの旦那さんと二人三脚で生計を立てていましたが、4年で退職することに。昔からコツコツ自分の世界を築くタイプだったMICAOさんは、肌に合わなかったのかもしれない、と当時を振り返ります。

「ちょっと疲れてしまって、転職活動という気にもなれなくて。どうすれば自分が復活できるか考えたときに、ちょうど夜中にやってたパッチワークが頭に浮かび。今思うと、自分自身を癒したかったんでしょうね。」

作家の世界に進むことを決意したMICAOさん。本格的に美術の勉強を始めますが、すぐに妊娠が発覚し、震災にも見舞われ、勉強どころではなくなってしまいます。「生まれてきた長男も、手のかかる子だったんですよ。落ち着きもないし、何回言っても悪さするし。美術の学校に行く余裕もなくて、それで仕方なしに独学なんです。」

意外なことに、望んで“独学”を選ばれたのではなかったのです。でもその結果、MICAOさんの独創性が生まれ、数々の素晴らしい作品が誕生したのでした。

古布で表現したかった、旧友への想い

刺繍作家/イラストレーターMICAO05

いつも自分なりに工夫を凝らしてきたMICAOさんですが、中でも思い入れのある作品を見せてくれました。古布を使った作品で、下の方に2匹の犬が並んでいます。

これは2014年に“昔を思い出す”というテーマの個展で発表されたもの。「子供の頃、ポチという犬を飼ってたんです。子犬を生んだので、親のポチは保健所に連れていくと言われて。後になってそれが何を意味してたのか理解しました。そんなことを思い出して、作品を作る前にまず犬を飼うことにしたんです。」

幼い頃の切ない別れが、MICAOさんの創造意欲を突き動かしたのですね。そのとき保健所からもらってきたのが、インタビュー中もお利口にしてくれていたポポちゃん。まさかそんな出会いがあったとは…。

作品に描かれている2匹の犬は、別れてしまった親犬と子犬。再会して、安らかに天国へと昇っているようにも見えますね。

想定外だった?
ネガティブに捉えていた赤ずきんの人気

刺繍作家/イラストレーターMICAO06

ファンから特に人気の高い赤ずきんシリーズですが、もともと強いこだわりがあって作ったものではなかったそうです。むしろ“赤ずきんの人”と思われるのもワンパターンで良くないんじゃないか、とネガティブに捉えていたほど。

「布絵とかもっと他の技法にもチャレンジしたかったし、でもお客さんは赤ずきんを求めるんですよね。だからどうしようかと考えたときに、もう赤ずきんは技法云々じゃないところに来てるんじゃないかと思ったんです。」

そこで、MICAOさんは2018年に入ってから、赤ずきんのキャラクターたちと真剣に向き合い始めたといいます。「オオカミにしてもカラスにしても、いつも日陰になるようなキャラクターに救いの光を当てたい。自分の絵の中では憎めない役にしてあげたいんです。弱い立場の人も包み込んで、救ってあげたいなって。」

嫌われ役を排除するのではなく、お互い欠点を補い合って生きていける。そんなメッセージを表現するため、MICAOさんは新たなプロジェクトを発足しました。それが、『赤ずきんとおいしい友だち』プロジェクトです。

刺繍作家/イラストレーターMICAO07

「赤ずきんワールドに、“食”というテーマを加えたんです。強い人も弱い人も、みんなで一緒においしいものを食べよう。そうすれば怒りや憎しみもなくなって、隅っこに隠れてる子にもおいでって言える。そういう世界になれると思うんです。」

“食”は、大人も子供も、国境を超えて関心を持ってもらえる普遍のテーマ。食べることを通じて生きることを考える、そんなプロジェクトにしたいのだといいます。

2018年6月に催された作品展では、この生まれ変わった赤ずきんシリーズが大好評。もともとは偶然のように誕生したキャラクターでしたが、今やMICAOさんにとって重要な意味を持つ存在へと成長したんですね…!

“聞き役”になってくれる旦那さんの存在

刺繍作家/イラストレーターMICAO08

作品のアイデアは、鮮度が大事だというMICAOさん。どんなに小さなアイデアも、忘れないうちに誰かに聞いてほしい。そんな時、旦那さんの存在に助けられるのだそう。

「思いついたことをSNSでつぶやくのもいいけど、ある程度形になってから言わないと、作家の発言として信憑性がなくなるじゃないですか。だから主人に話すんです。反応は“まぁええんちゃう?”ぐらいしかないんですけど(笑)」

ちょうどいい距離感で話を聞いてくれる存在が、活動の支えになっているんですね。MICAOさんが何度も辛い時期を乗り越えてこられた理由が、少し分かった気がしました。

インタビューの終わり、結婚記念日に旦那さんへ贈ったという作品を見せてくださいました…!素敵!

2019年の年賀状に込めた思い
「“可愛くない”イノシシにも愛を注いで」

「イノシシって、十二支の中でも可愛くないじゃないですか(笑)だから難しかったけど、みなさんに愛される年賀状になればいいなと思って作りました。」

確かに犬や鳥と比べても、普段あまりちやほやされることのないイノシシ。それでもMICAOさんなりの愛を注ぐことで完成した年賀状です。忙しい毎日の中で、疲れた心にそっと寄り添ってくれるような気がしますね。ぜひあなたの大切な人に贈ってみてください。

(編集:村上)

刺繍作家/イラストレーター

MICAOの年賀状

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