年賀状デザインの裏バナシ | イラストレーター いわにしまゆみ ~つくり手の想いを知る~
子どもから大人まで楽しい気持ちに!
今年はミルクのポスターのような年賀状も
イラストレーター
いわにしまゆみ
1984年 兵庫県生まれ大阪在住。
2005年 京都嵯峨芸術大学 短期大学部 美術学科 卒業
2007年 創造社デザイン専門学校 イラストレーション科 卒業
その後web会社のデザイナー勤務を経て、2009年よりフリーランスに。
お子様向けの元気いっぱいカワイイも
女性やファミリー向けのオシャレカワイイも
キャラクターの描き起こしやキャラクターデザインも
様々な分野でジャンルにとらわれず「楽しい!かわいい!」を創ります。日常に楽しさや幸せを届けられる作品づくりを目指しています。
自分の描きたいイラストを求めて
羽ばたいた世界!
パッケージデザインや雑貨、キャラクター制作などを手掛ける売れっ子イラストレーターのいわにしまゆみさん。雑誌や広告にも多くのイラストを提供されているので、普段何気なく、いわにしさんの作品を目にしていた!という方も多いはず。
専門的にイラストレーションを学んだいわにしさんは、その経験を生かし、一度はウェブ制作の会社へ就職されたそうです。でも、フリーのイラストレーターへの憧れが捨てきれず、一念発起して独立することに。この時のお気持ちは、「自分の描きたい世界でお仕事がしたい!」という思いが一番強かったそうです。
フリーになるという事は、全てを自分でこなす必要があり、もちろんリスクはつきもの。しかし、自分自身の作品を気に入って下さった方とお仕事ができ、描きたい世界を描くことができる、そんな毎日に最大の喜びを見出された、いわにしさん。現在のご活躍を拝見していると、その思いを貫きフリーの世界に羽ばたかれたことが大正解だったことがわかりますね。
大好きな浅田真央さんのイラストが商品化に!
そこで改めて感じた思いとは
多くの作品を手掛けるいわにしさん。これまでに制作したイラストの中で思い出深いものをお聞きすると、それがこちらの、大好きな浅田真央さんの作品だそうです。2005年のシニアデビューから、2016年12月の全日本選手権までを30種類の衣装で振り返ることのできるイラストです。
個人的な、ファンアートとして制作したこちらのイラスト。投稿したTwitterから火が付いて、なんと商品化されることに!「本当に大好きで、ファンの皆さまや真央ちゃんに喜んでもらいたいという一心で描き上げました!」とのこと。
そして、このご縁が実を結び、大ファンの浅田真央さんとの感動の対面を果たされた、いわにしさん。喜びで大興奮の様子をブログにも綴られています!
この貴重な経験を振り返り、「心を込めた作品は本当に、届くんだな。」と思ったそうです。「発信し続けることの大切さや、大好きな気持ち。何を創る上でも忘れてはいけない、大切なことなんだと改めて思います。観てくれる方、手に取ってくれる方の気持ちを一番に考えて作品づくりをしようと改めて思いました。」こんなお言葉を述べられています。
また、今後については、「どんなお仕事でも丁寧に心を込めて制作したいと思います。子どもも、大人も楽しめる空間のお仕事をいつかしてみたいなと思っています!」と、積極的に活動を展開していきたいと語って下さいました。
商品を手にする人々の気持ちを一番に考える。また、心を込めて一つひとつの作品に愛情をたっぷりかける。そんないわにしさんの謙虚で温かい姿勢が多くの人の心を動かしたのでしょうね。
おたより本舗との仕事で気づいたこと。
また、お気に入りの作品は?
普段は、どちらかというと洋風のイラストを描く機会の多いいわにしさん。年賀作品を描く際に、おたより本舗のスタッフから、「いわにしさんの和の作品が見たい!」とリクエストを受け、和と洋を組み合わせるというスタイルに挑戦するきっかけになったとか。
思い出深いお仕事は、2017年の酉年の年賀状だそうです。「自分の中で色々な形があっていいんだと気付いた年でした。例えば、年賀状って本来なら背景に濃い色を載せるのは、けっこう抵抗があると思うんですが、背景に黒を持ってくるとか、かなり冒険したんです。それが意外と好評でした!」といういわにしさん。先入観を捨てることで新しい、素敵な作品が誕生した瞬間でした。
(編集:高橋)