年賀状デザインの裏バナシ | 花文字アーティスト 花文字 恵鈴 ~つくり手の想いを知る~
縁起の良い花文字で福を呼び込もう
中国の伝統芸術で開運祈願!
花文字アーティスト
花文字 恵鈴
幼い頃より文字を書くことが好きで、書家を目指していたが、絵で文字を作る「花文字」に出合って心を奪われる。ホームページやSNSを中心に活動をしアピールを続けた結果、現在では毎日多くのオーダーやイベント依頼を受けるように。花文字の素晴らしさを伝える活動と共に、花文字講師として育成も手がける。
2018年10月
「DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2018 フランス・パリ出展」
「日本×ポーランド国交樹立100周年記念 藝展(清水寺、国際美術展)出展」
2019年3月
「幸せを呼ぶ花文字/作品展示会 東京池袋」
2019年5月
「創造者たち―平成からその先にある時代の芸術家― 金沢21世紀美術館」
よ~く見ると、花で書かれてる!?幸せを届ける“花文字”作家
おめでたい雰囲気を醸し出す、色彩豊かな書作品。よ~く見ると、文字の一画一画に花が描かれています。こちらは「花文字」と呼ばれる中国の伝統芸術。
カラフルな絵の具を携えて筆を走らせるのは、花文字作家 恵鈴(えりん)さんです。
小さな頃から文字が好きで、もともとは書道家になることを夢見ていた恵鈴さん。
書道を学ぶ過程で花文字と出会い、雷に打たれるような衝撃と感動を覚えたそうです。
そして、どんどん花文字の魅力に引き込まれ、四六時中携わっていたいと思うまでに。
自作の花文字を人にプレゼントしたところ、想像以上に喜んでもらえたことがきっかけで、花文字アーティストの道へと進むことを決意したそうです。
悩まず妥協せず、イメージが降り注ぐ瞬間を待つ!
花文字を制作するときは、受け取る方一人一人をイメージして構成を考え、幸せを祈願しながら描くのだという恵鈴(えりん)さん。
「真っ白なキャンパスを眺めながら瞑想します。心も頭も真っ白になった瞬間にイメージが降り注いでくる、という感じでしょうか。悩まず妥協せずただただひらめくのを待ちます。」
どう頑張ってもイメージが降りてこないときは、湖や山、神社などに行き、心の空間を広げリフレッシュさせるそう。
ここまでして自分のためだけの花文字を書いてもらえたら、すごく嬉しいですよね…!
背景まで手掛けることで、想いを作品に
こちらは「縁」という作品です。
ふんわり温かい背景も、全て恵鈴さんの手で描かれています。
「過去から現在にかけて、すべての出会いによって自分が生かされて現状にいる、ということを感じたときに、降ってきたデザインです。人は、出会う人によって人生が大きく変わっていくので、過去の出会いに感謝して、現在の出会いに喜びを感じて、未来の出会いにワクワクしてほしい。そんな想いを作品にしました。」
恵鈴さんが花文字アーティストとして活躍しているのも、「縁」を大切にされているからなのでしょうね。
ちなみに、背景に描かれた“ひょうたん”には、「繁栄」「円満」「夢」という意味があるようです。
ひょうたんの中からたくさんのご縁が溢れ出てきそうな、素敵な作品ですね!
一家にひとつの花文字を!
「2018年には初の海外進出を果たしましたが、日本の方にももっと花文字の良さ、美しさを知ってもらえるよう、地道に活動を続けていきたいと思います。一家にひとつ、花文字を飾る日が来ることを夢見ています!」
幸運や願いが詰まった花文字、出産祝いや結婚祝いに贈っても素敵ですよね。
現在は教室を開いたり、イベントにも参加したりと、積極的に花文字の魅力を発信する恵鈴さん。
今後も、伝統芸術に新しいエッセンスを取り入れながら、素敵な作品が生み出されるのが楽しみですね!
(編集:久保)