年賀状デザインの裏バナシ | パンダ作家 PANDA panda LIFE*** 大西亜由美 ~つくり手の想いを知る~
パンダをこよなく愛するクリエイターがお届けする
のんびりテイストの年賀状
パンダ作家
PANDApandaLIFE***
大西亜由美
大阪府在住。ファッションデザイン専門学校卒業。2005年にパンダのブログを始め、2008年からパンダ作家として本格的に活動を始める。一から手作りしたパンダの人形を使って、「パンダの何気ない日常」というテーマで写真を撮影。雑誌や定期刊行誌の表紙、新聞の広告写真などにも採用される。現在は企業のオフィシャルアンバサダーとしても活動中。写真の他にパンダのイラストも描いて、オリジナルパンダグッズを制作。個展、イベント、ネットショップなどで販売も行う。
パンダの日常を切り取る「パンダ作家」!?
タオルの隙間からこちらを見つめるつぶらな瞳…。この絶妙なリアルさをもったパンダ人形をいろんなシチュエーションで撮影するのは、大西亜由美さん。ご自身のことを「パンダ作家」と呼ぶ、ちょっと面白い作家さんです!
写真は、タオルに包まれているのがかわいくてつい撮ったものだとか。これが後にクリアファイルやレターセット、シールなどいろんなグッズになり、全国の文具雑貨店で販売されることに。パンダ作家としての知名度が上がり、依頼が増えるきっかけにもなった作品だそうです!
違和感なく風景に溶け込む
パンダを表現するために
私たちおたより本舗にも、パンダのかわいい年賀状デザインを提供してくださる大西さん。その見どころは、実は“パンダの周り”に散りばめられているんです!
亥年の年賀状づくりでは、パンダとイノシシを絡ませたい!ということで、大西さんはまずイノシシを作るところから始めてくださいました。「イメージイラストを描いて、羊毛フェルトでチクチク。パンダとイノシシを並べた時に違和感がないように、リアルに仕上げるか、キャラクターっぽく仕上げるか迷い…両方作りました!」
そして撮影時には、イノシシが生息しそうな山里っぽい場所を捜すのに苦労したとか…!冬らしさを出すため、わざわざ雪山を訪れて撮影したのだそうです。
シチュエーションを整えて、いかにパンダを違和感なく溶け込ませるか!そこが、大西さんのこだわりポイントのようですね。
全部ホンモノ!?
おせち料理を楽しむパンダ
パンダを題材に作品を!と言っても、すぐネタが尽きてしまいそうに感じますが…。大西さんは、日常生活の中で次々と新たなアイデアが思い浮かぶようです。
なんと2017年には、パンダに合わせた小さなおせち料理を制作!すべて食べられる本物の食材を使っています。おいしそう…!!
「ミニチュアサイズの食材を探すのに、スーパーを何軒もはしごしました。小さいシメジを干して干し椎茸を作ったり、ヤングコーンを数の子に見立てたり…。大変だったけど楽しみながら作ることができました!」その後お重箱の詰め方やレイアウトをあれこれ工夫しているうちに、撮影だけで2日間かかったとか。華やかで見ごたえがあって、おめかししたパンダさんにもキュンとしてしまう作品ですね…!
今後も作品の幅をもっと広げて、たくさんの方の目に触れる機会を増やしたいという大西さん。パンダ愛あふれる多才な大西さんの活躍が楽しみです!
(編集:村上)