年賀状デザインの裏バナシ | conchoca(こんちょか)~つくり手の想いを知る~
心をくすぐる「発見」で
送る人と送られる人に共感が生まれる年賀状を
デザイナー
conchoca(こんちょか)
デザイン・広告業界で経験を積み、2022年11月よりフリーランスに転身。
広告・パンフレット等のデザインやイラスト制作、SNS関連の制作を手掛けている。
カラフルでユーモアのあるイラストたち
2023年にユニット「conchoca(こんちょか)&こいけかおり」として、おたより本舗の年賀状デザイン作りに参加し、翌年からは独立。手書き風の柔らかい線画とカラフルな配色で、ユーモアのある年賀状を生み出すconchoca(こんちょか)さんの、制作裏バナシを聞き出します。
手作りの温かさ
—— 今回はイラストの年賀状デザインを手掛けていただきましたが、それ以外にも、様々な制作活動をされていますね。
conchoca(こんちょか):「これまでデザイナーとして年賀状や印刷媒体などのイラストを手掛けてきました。また、ロゴデザインも多数手がけましたが、イラストとは別に、立体物やアクセサリーなどの小物づくりもやっています。」
SNSやハンドメイド販売サイト(@conchoca)で発信されている「麻ひも」の小物たち。外国製のおしゃれなブートニエールに感動したことがアクセサリーを作り始めたきっかけだったと言います。
—— 手作りのアクセサリー、温かみがあって可愛らしいですね。特に思い入れをこめている事はありますか?
conchoca(こんちょか):「小さな頃から「麻ひも」が好きで、ナチュラルな色合いと質感に魅了されてきました。
麻ひもというとラッピングだったり脇役のイメージが強いですが、麻ひもを主役にした、まだ誰もやっていないよ
うな表現方法はないかと考えていました。10数年前から始めて、試行錯誤の末に立体的なお花の小物が出来た時は
うれしかったです。今では動物や植物をモチーフにした麻ひものアクセサリーをたくさん制作するようになりまし
た。」
同じところに気づいた時の、うれしさ
—— 年賀状デザインを作るうえで、特に意識していることはありますか?
conchoca(こんちょか):「絵本のワンシーンのような、ストーリー性のあるイラストを描いています。登場する動物のクスッと笑える表情やしぐさだったり、よく見るとなにか発見のある絵は心をくすぐります。送る人と送られた人が同じところに気づいたり笑えたり、そんな共感が起こるような年賀状になっていると嬉しいです。」
絵を描くことと、小物づくりの両方の活動が互いに影響を与え合い、conchocaさんならではの魅力が詰まった作品たちが生まれているようです。その独創的なアイデアが今後どのように展開されるのか、目が離せません。
(編集:高島)