年賀状デザインの裏バナシ | blue ink
~つくり手の想いを知る~

にじみも、かすれも、贈りもの
ブルーと手しごとが送る人と送られる人をつなぐ
木版画・イラスト作家
blue ink
身近な日常の中にあるものをモチーフにして、ブルーインク色の木版画とイラストを製作。木版画では素朴でどこか懐かしい作風、イラストでは細かい線も大事にしたタッチで作品を製作。
身近なモチーフを、ブルーで

身近な日常のモチーフをブルーインク色で刷り上げる木版画・イラスト作家、blue inkさん。
版木と彫刻刀を手に、彫刻し、インクをのせて、摺る——。
手仕事から生まれる温かさと、ユーモアあふれるイラストが持ち味です。
軽やかな遊び心を添えつつ、新年の始まりに笑顔が広がるデザインがどのように生まれたのか、制作の裏側をうかがいました。
木版画の魅力は、工程そのもの
—— 木版画のどんなところに魅力を感じていますか?
blue ink「デジタルよりもアナログなものに惹かれています。木版画は、版木と彫刻刀を用意して、手で彫って、色を載せて摺って。…地道で時間もかかりますが、でも、そのプロセスそのものがとても楽しいです。」

版木に彫刻されたコーヒーカップとソーサー。ブルーインクで刷ると、なんとも味わい深く洒落た仕上りに。一枚のイラストに手仕事の工程の一つ一つが刻み込まれているようです。
—— 万年筆の定番色であるように、ブルーインクはどこか古典的で上品な印象です。版画の刷り色に用いると、落ち着いた大人っぽい雰囲気がいっそう引き立ちますね。
blue ink「はい、ブルーの色がとても好きなんです。日常にある何気ないものでも、『これを版画にしたらおもしろいかも?』と考えてしまいます。ブルーで表現することで、日常にちょっと特別な表情が生まれるといいなと思っています。」
年のはじまりに笑顔が届くように

—— 年賀状デザインを作るうえで、特に意識していることはありますか?
blue ink「年賀状は様々な世代の人が使うものなので、大人っぽさやブルーだけにこだわらず、楽しいと思えるイラストを自由に描きました。新しい年を迎えるひとときに、版画の温かみとともに、お相手の笑顔を思い浮かべてもらえたら嬉しいです。」
刷り上がりに宿る、偶然の表情とにじみ。
インクの澄んだトーンと手しごとのぬくもりが、身近なモチーフを引き立てます。
新年の朝にふと笑顔がこぼれる——その小さな瞬間まで想像して、blue inkさんは版を重ねているのだと思います。
おたより本舗はこれからもその歩みを見つめ、応援していきます。
(編集:高島)


















